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GTFO - Doechii & Fetish 【和訳・解説】

Artist: Doechii & Fetish

Album: Alligator Bites Never Heal

Song Title: GTFO

概要

Doechiiのミックステープ『Alligator Bites Never Heal』に収録された「GTFO(Get The Fuck Out)」は、気鋭のアーティストKUNTFETISHを客演に迎え、圧倒的な威圧感とバウンスを放つアグレッシブなクラブ・バンガーである。リュダクリスのクラシック「Move Bitch」のDNAを継承しつつ、ボールルーム・カルチャーの要素(Sashay)やストリートの暴力をコミカルかつ獰猛に描いている。「Thanos(サノス)」や「黄色い水玉のビキニ」といったポップカルチャーの引用を交差させながら、邪魔なヘイターやフェイクな同業者を力ずくで排除する、彼女たちの傍若無人でドミナントなエネルギーが爆発した一曲だ。

和訳

[Intro: Doechii]

Uh-uh
アーアー

Uh-uh
アーアー

Uh-uh
アーアー

Yeah, ah
イェー、アー

Got my move
アタシの動き(ムーブ)は決まってる

Get the fuck out my way, bitch
アタシの道からどきな、ビッチ

[Chorus: Doechii & KUNTFETISH]

Get the fuck out my way, bitch (Uh)
アタシの道からどきな、ビッチ(アー)

Get the fuck out my way, bitch
アタシの道からどきな、ビッチ

Get the fuck out my way, bitch (Move)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな)

Get the fuck out my way
アタシの道からどきな

[Verse 1: KUNTFETISH & Doechii]

Move, bitch, get out the way
どきなビッチ、道を開けな
※Ludacrisが2001年に放った歴史的バンガー「Move Bitch」のアイコニックなフックからの直接的なサンプリング(オマージュ)。ヘイターを力でねじ伏せるサウス・ヒップホップのDNAを継承している。

If you plan on heavy steppin', girl, you better sashay
もし気合入れてステップを踏むつもりなら、あんたはサシェイ(気取って歩く)した方がいいわよ
※「heavy steppin'」はストリートで強気に振る舞う、あるいは銃を持って歩き回ること。「sashay」はドラァグやボールルーム・カルチャーにおいて、ランウェイを気取って歩くダンスのこと。ストリートのタフネスとクィア・カルチャーの優雅さをミックスさせたライン。

Peter Piper pimpin' poker, call me Mrs. Parlay
ピーター・パイパーがポーカーでピンプする、アタシをミセス・パーレイ(賭けの勝者)と呼びな
※「Peter Piper picked a peck of pickled peppers」という有名な早口言葉のリズムと頭韻(P)を拝借したワードプレイ。「parlay」はギャンブルで勝った金を次の賭けに全額つぎ込んで大勝すること。すべてを賭けて勝ち続けるギャンブラー(ハスラー)としての自信。

And I'm carryin' these bitches like my period late
それに、アタシはこのビッチ共を抱え込んでるのよ、生理が遅れてる時みたいにね
※「carryin' bitches」は実力のない他の女性ラッパーたちを自分が背負って(牽引して)いるという意味。「生理が遅れている(妊娠して子供をCarryしている)」という状況に掛けた秀逸なダブルミーニング。

Why you - why you say I do that shit when I didn't do that shit?
なんでアンタは、アタシがやってないことを「やった」なんて言うわけ?

Pull up lookin' like a lick, then I sped off in a Benz
極上の獲物(リック)みたいなルックスで現れて、ベンツでかっ飛ばして逃げるのさ
※「lick」は強盗のターゲット、または大金・美味しい儲け話のこと。自分自身が誰もが狙う「極上の存在」であることを誇示している。

Victoria's Secret, she in lingerie and shit
ヴィクトリアズ・シークレット、彼女はランジェリーとか着ちゃって

Two feet, kickin' shit, we on lеan just doin' shit
両足で蹴り飛ばす(リラックスする)、ウチらはリーンをキメてただ好き勝手やってるだけよ
※「kickin' shit」は蹴り飛ばすという意味と、仲間とダラダラ過ごす(kick it)という意味。「lean」は咳止めシロップをスプライト等で割ったドラッグ。気怠いハイの状態で好き放題している様子。

[Chorus: Doechii & KUNTFETISH]

Get the fuck out my way, bitch (Uh)
アタシの道からどきな、ビッチ(アー)

Get thе fuck out my way, bitch (Move)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな)

Get the fuck out my way, bitch (Move, uh)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな、アー)

Get the fuck out my way (Bitch)
アタシの道からどきな(ビッチ)

[Verse 2: Doechii]

Pussy bitch, get thee fuck
臆病なビッチ、さっさと消えな

Get the whip, my Bentley truck
車(ウィップ)を持ってこい、アタシのベントレー・トラックをね

Pussy ho keep startin' shit
臆病なホーがまた揉め事(シット)を起こそうとしてる

Blicky make her dive and duck
ブリッキー(銃)を見せりゃ、あいつは飛び込んで身をすくめる(ダック)わ
※「Blicky」は拳銃(特にグロックなどのハンドガン)を指すストリート・スラング。

Blicky make her dive and duck, extendo make her hokey-po
ブリッキーを見せりゃ身をすくめるし、エクステンド(拡張マガジン)を見せりゃホーキー・ポーキーを踊り出すのさ
※「extendo」は装弾数を増やした拡張マガジン。「hokey-po (Hokey Pokey)」は手足を突き出したり振ったりする子供向けのダンス。銃口を向けられて震え上がり、奇妙な動きで逃げ惑う様を小馬鹿にしている。

Line these pussy bitches up and make 'em do the do-si-do
この臆病なビッチ共を一列に並べて、ドシド(スクエアダンス)を踊らせてやる
※「do-si-do」はフォークダンスでパートナーと背中合わせですれ違うステップ。前行のHokey Pokeyに続き、敵を意のままに操り、滑稽に踊り狂わせているというサディスティックな描写。

Go'on, bitch, I got the clip and the banana, two-tone, bitch
やれよ、ビッチ、アタシにはクリップとバナナ(マガジン)がある、ツートンカラーのやつがね
※「banana」はバナナマガジン(カーブした大容量の弾倉)のこと。「two-tone」は2色使いの銃のデザイン。圧倒的な火力を持っているという威嚇。

I feel like Thanos in this bitch, I'm too stoned, bitch
この場所じゃサノスになった気分よ、アタシはストーン(ハイ)になりすぎてるからね、ビッチ
※マーベルのヴィラン「Thanos(サノス)」の引用。インフィニティ・ストーン(Infinity Stones)を集めて絶対的な力を得たサノスと、大麻で極限までハイになった状態(too stoned)を完璧に掛けたパンチライン。

I be like, fft, fft, fft, fft, then I'm gone, bitch
アタシはフッ、フッ、フッ、フッって撃ちまくって、そのまま消え去るのさ、ビッチ
※「fft」はサイレンサー(サプレッサー)を付けた銃のくぐもった発砲音。静かに敵を始末してすぐに立ち去るヒットマンのメタファー。

I be like, fft, then I'm gone
フッって撃って、そのまま消え去る

Higher than a drone, pussy ho, leave me alone
ドローンよりも高く飛んでる(ハイになってる)、臆病なホー、アタシを放っておいて

I be on these bitches minds, in they heads just like a comb
アタシはこのビッチ共の心の中にいる、あいつらの頭の中に櫛(コーム)みたいに入り込んでるのさ
※「in they heads(頭の中にいる)」は「相手が四六時中自分のことを考えている、嫉妬している」状態。それを実際に髪をとかす「comb(櫛)」に例えた言葉遊び。

I'm too grown, I'm too on, I'm too rich, and I'm too stoned
アタシは大人すぎるし、イケすぎてるし、金持ちすぎるし、ハイになりすぎてる

What the fuck is you on?
アンタは一体何キメて(何考えて)そんなこと言ってんの?

Get the fuck out my home, uh, yeah
アタシの家からさっさと出ていきな、アー、イェー

[Chorus: Doechii & KUNTFETISH]

Get the fuck out my way, bitch (Uh-huh)
アタシの道からどきな、ビッチ(アーハ)

Get the fuck out my way, bitch (Move)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな)

Get the fuck out my way, bitch (Move, bitch)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな、ビッチ)

Get the fuck out my way
アタシの道からどきな

[Verse 3: KUNTFETISH]

Bitch, move, bitch, scram, I go apeshit, I go ham
ビッチ、どきな、ビッチ、失せな。アタシは狂ったように暴れまわる(エイプシット)、マジでヤバい(ハム)モードに入るの
※「scram」は「とっとと失せろ」。「go apeshit」は類人猿のように暴れ狂うこと。「go ham」は「Hard As a Motherfucker」の略で、全力を出す、狂ったようにやりまくるという意味のスラング。

Swear I fuck me up a bitch, swear I fight me up a man
マジでビッチをボコボコにしてやるし、男が相手だって叩きのめしてやる

Talkin' shit on Instagram, see me and start stutterin'
インスタじゃ散々悪口を叩いてたくせに、直接アタシの顔を見たら吃音(どもり)になるのね

I stomp a bitch out in my fancy Timberlands
アタシのイカしたティンバーランドで、ビッチを踏みつけてやるのさ
※東海岸のヒップホップにおけるクラシックなブーツ「Timberland」。タフなストリートの象徴であるブーツで物理的に敵をストンプ(踏みつけ)するという威嚇。

I'm drinking porn-star martinis
アタシはポルノスター・マティーニを飲んでるわ
※バニラウォッカ、パッションフルーツリキュールなどを使った甘くて官能的なカクテル。ストリートの暴力性と、クラブでの華やかな享楽が同居している。

In my itsy-bitsy, teeny-weeny, yellow polka dot bikini
小さくて、ちっちゃな、黄色い水玉のビキニを着てね
※1960年の大ヒットポップス「Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini(邦題:ビキニスタイルのお嬢さん)」からのサンプリング。凶暴なリリックの直後に、極端にキュートでレトロなポップソングを引用する不気味なギャップ。

You wanna be me, you can't be me
アンタはアタシになりたいんでしょ、でも絶対になれないわよ

Hoes give me the heebie jeebies, hoes give me the, uh
ホー共を見てると鳥肌が立つ(ヒービー・ジービーズ)、ホー共を見てると、アー
※「heebie jeebies」は極度の嫌悪感や恐怖で背筋がゾクゾクすること、寒気を意味する。

I don't wanna mingle, you know what to do when you see me
馴れ合うつもりなんてない、アタシの顔を見たらどうすべきか分かってるでしょ

No, I'm serious, though
いや、これマジな話だからね

[Chorus: Doechii & KUNTFETISH]

Get the fuck out my way, bitch (Uh-huh)
アタシの道からどきな、ビッチ(アーハ)

Get the fuck out my way, bitch (Move)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな)

Get the fuck out my way, bitch (Move, uh)
アタシの道からどきな、ビッチ(どきな、アー)

Get the fuck out my way (Bitch)
アタシの道からどきな(ビッチ)