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Say What You Say - Eminem (feat. Dr. Dre) 【和訳・解説】

Artist: Eminem (feat. Dr. Dre)

Album: The Eminem Show

Song Title: Say What You Say

概要

2002年のアルバム『The Eminem Show』に収録された本作は、エミネムと彼の師であるDr. Dre(ドクター・ドレー)による、特定の実名アーティストに向けられた極めて攻撃的なディストラックである。最大の標的はアトランタのプロデューサー、ジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)。彼が2001年の『XXL』誌のインタビューで「俺はDr. Dreやティンバランドと同じくらい、いや彼ら以上のベスト・プロデューサーだ」と発言したことに対し、西海岸の帝王Dreが激怒。エミネムを「悪魔の代弁者(特攻隊長)」として従え、JDのキャリアや低身長、キッズラッパーを使ったビジネスモデルを木端微塵に粉砕している。さらにエミネム自身も、カニブス(Canibus)への追撃や、ヒップホップ誌『The Source』の採点システムに対する不満をぶちまけており、業界のヒエラルキーを実力でわからせる冷酷かつ重厚なバンガーとなっている。

和訳

[Intro: Eminem & Dr. Dre]

Heh, so I'm out the game, huh? (Huh?)
ヘッ、それで俺はもうゲーム(ヒップホップ業界)から降りたってことになってるのか?(あぁ?)
※当時、Dr. Dreが最前線から退き、プロデュース業も引退するのではないかという噂が流れていたことに対するDre本人の鼻で笑うような否定。

Yo, Dre, we ridin'? Whatever (Haha)
ヨー、ドレー、カマすかい? まあ何でもいいけどよ(ハハ)

Well, I'm wit' ya, homie
おう、お前と一緒に行くぜ、ホーミー

Okay, let's handle the small shit
オッケー、じゃあこの「小物(small shit)」の始末をつけるとするか
※「small shit」は「些細な問題」という意味と同時に、後述するジャーメイン・デュプリ(JD)の背が低い(約161cm)ことを痛烈に皮肉ったダブルミーニングである。

[Verse 1: Eminem]

I was born to brew up storms, stir up shit
俺は嵐を醸し出し、クソみたいな騒ぎを巻き起こすために生まれてきた

Kick up dust, cuss 'til I slur up spit
砂埃を蹴り上げ、ツバが絡んで呂律が回らなくなるまで罵り続ける

Grew up too quick, went through too much, knew too much shit
早く大人になりすぎたし、あまりにも多くの修羅場をくぐり、ヤバい事情を知りすぎちまったんだ

Corrupt, and I'ma pour it on like syrup, bitch
俺は腐敗してる。その毒をシロップみたいにドロドロにぶっかけてやるよ、ビッチ

Thick and rich, sick and twisted, Mr. Buttersworth
濃厚でリッチ、病気でひねくれたミスター・バターワースのお出ましだ
※「Mrs. Butterworth's」はアメリカで有名なパンケーキ用シロップのブランド。エミネムは自身をその男性版(Mr. Buttersworth)と名乗り、彼の吐き出すラップが濃厚でドロドロのシロップのようにシーンを覆いつくすことを表現している。

Dre told me to milk this shit for what it's worth
ドレーは俺に言ったよ、「絞れるだけ価値を搾り取れ(徹底的に稼げ)」ってな

'Til the cow just tilts and tips and stumbles to Earth
牛が傾いて、ひっくり返って、地面に倒れ込むまでな
※「milk the cow(牛の乳を搾る=利益を最大限に引き出す)」という慣用句の極端な表現。ヒップホップというビジネスモデル、あるいは自分自身の怒りというエネルギーを限界まで使い切るというDreからの教え。

And if I fumble a verse
もし俺がヴァースをトチった(噛んだ)としても

Keep goin' first take, I make mistakes, just keep it
ワンテイクでそのまま突き進む。ミスったって、そのまま残しとけ

No punches pulled, no punches, that's weak shit, fake shit
手加減(punches pulled)は一切なしだ。パンチイン(録音の継ぎ接ぎ)もなしだ、あんなのは弱虫のフェイク野郎がやることだ
※「pull a punch(手加減する)」と、レコーディング用語の「punch in(間違えた部分だけを録り直して繋ぎ合わせる技術)」を掛けた秀逸な言葉遊び。エミネムのレコーディングは常にワンテイクの通し録り(first take)であり、その圧倒的なラップスキルへの絶対的な自信を示している。

If I ever take shit, I'll eat shit, wasn't for him, wouldn't be shit
もし俺が誰かのクソ(侮辱)を受け入れるようなことがあれば、俺はクソを食ってやる。彼(Dre)がいなけりゃ、俺は何者でもなかったんだからな
※自分を見出してくれたDr. Dreへの絶対的な忠誠心。Dreに対する侮辱は、自分に対する侮辱と同じであるという、これから始まるJDへの猛攻撃の正当化。

[Verse 2: Dr. Dre & Eminem]

Creep with me as we take a little trip down memory lane
俺と一緒に忍び足で来い、少しばかり思い出の小道(メモリーレーン)を散歩しようぜ

Been here longer than anyone in the game
俺はこのゲーム(ラップ業界)の誰よりも長くここに君臨してる

And I ain't got to lie about my age
それに、俺は自分の年齢をごまかして嘘をつく必要もねえ
※Dr. Dre(当時37歳)による、N.W.A時代からの長きにわたるキャリアの誇示。

(But what about Jermaine?) Fuck Jermaine!
(でも、ジャーメインはどうする?) ジャーメインなんかクソ食らえだ!
※エミネムが合いの手を入れ、Dreがジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)を実名で一刀両断する。曲の核心となるビーフの幕開けである。

He don't belong speakin' mine or Timbaland's name
あいつは俺やティンバランドの名前を口にしていいようなレベルじゃねえんだよ

And don't think I don't read your little interviews and see what you're sayin'
お前のその小賢しいインタビューを読んでない、お前が何をほざいてるか知らないとでも思うなよ
※2001年の『XXL』誌のインタビューで、JDが「Dr. Dreやティンバランド(Timbaland)は俺ほどのヒット曲を生み出していない、俺が最高のプロデューサーだ」と発言したことへの直接的な怒り。ヒップホップ界のレジェンドを怒らせた致命的な失言に対する制裁である。

I'm a giant, and I ain't gotta move 'til I'm provoked
俺は巨人だ。挑発されるまでは、動く必要すらねえ

When I see you, I'ma step on you and not even know it
お前の姿を見つけたら、気づかないうちに踏み潰してやるよ

You midget, mini-me with a bunch of little mini-yous
この小人め、大量の「お前のミニチュア」を引き連れたミニ・ミー野郎が
※映画『オースティン・パワーズ』に登場する小柄なクローン「ミニ・ミー(Mini-Me)」にかけて、JDの背の低さを徹底的に馬鹿にしている。「大量のミニチュア」とは、JDがプロデュースして大儲けしたキッズ・ラッパーたち(Kris KrossやLil Bow Wowなど)を指している。

Runnin' around your backyard swimmin' pools
裏庭のプールを走り回って遊んでろ

Over eighty million records sold
俺は8000万枚以上のレコードを売ってきた

And I ain't have to do it with ten- or eleven-year-olds
おまけに俺は、10歳や11歳のガキどもを使ってそれを成し遂げたわけじゃねえんだよ
※前述のキッズ・ラッパー(13歳でデビューしたKris Krossや、13歳でデビューしたLil Bow Wowなど)をフロントマンにして稼いだJDのビジネスモデルを「ガキを使った子供騙し」と一蹴し、自分はN.W.A、Snoop Dogg、2Pac、Eminemといった本物のギャングスタやリリシストたちと共にヒップホップの歴史を作ってきたという圧倒的な格の違いを見せつけている。

[Chorus: Eminem]

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったこと(責任を持て)だからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばして(イキって)ほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったことだからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばしてほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

[Verse 3: Eminem & Dr. Dre]

Second verse, it gets worse, it gets no better than this
セカンド・ヴァースだ、もっとひどくなるぜ、これ以上良くなる(手加減する)ことなんてねえ

Amateurs drink veteran piss
アマチュアどもは、ベテランのションベンでも飲んでな

From a Dixie cup, if you ever mix me up
紙コップ(ディキシー・カップ)からな。もしお前らが俺を混同したり

Or confuse me with a Canibus or Dre with a Dupri
俺をカニブス(Canibus)と同列に扱ったり、ドレーをデュプリなんかと一緒にしやがったら
※カニブス(Canibus)はエミネムと長年ビーフ状態にあったラッパー。エミネムは自身とカニブスの間にある圧倒的なスキルと立場の差を、DreとJDの差に重ね合わせて、「俺たちをあんな三流どもと一緒に並べるな」と一喝している。

We'll rub it in, every club you're in, we'll have you blackballed
その事実を骨の髄まで思い知らせてやる。お前らが出入りするすべてのクラブから、ブラックボール(追放)してやるよ

And make sure you never rap a-fuckin'-gain
そして二度とラップできないように、クソッタレなキャリアを確実に終わらせてやる

Dre ain't havin' it, long as I'm here to play devil's advocate
ドレーはそんな事(侮辱)は絶対に許さねえ。俺がここで「悪魔の代弁者」を演じてる限りはな
※「devil's advocate(悪魔の代弁者)」は、議論を深めるためにあえて反対意見や過激な立場をとる役割のこと。Dreが直接手を下すまでもなく、エミネムがDreの「悪魔の狂犬」として敵を噛み殺すという構図。

If there was some magic shit I could wave
もし俺が振ることができる魔法の杖みたいなモンがあって

Over the industry that could save it when I'm gone
俺が死んで埋められた後も、この業界を救って

And buried to make sure the tradition carries on, I would
ヒップホップの伝統を確実に受け継がせることができるなら、俺はそうするだろうよ

If I could only use this power for good, I wouldn't, not even if I could
でも、もしこの力を「善いこと」にしか使えないなら、俺は絶対に使わねえ。たとえ使えたとしてもな

From the hood, and I'm a hornet
俺はフッド(ゲットー)の出身で、スズメバチ(ホーネット)なんだ

And I'ma only sting when I'm cornered
俺はコーナーに追い詰められた時にだけ、その毒針を刺す

And I'ma only sucker punch and swing without warnin'
そして警告なしに、不意打ち(サッカーパンチ)で拳を振り回すんだ

And swing to knock somebody's fuckin' head off
誰かのクソッタレな頭をぶっ飛ばす勢いでな

‘Cause I know if they get up, I won't get a chance to let off
だって、もしあいつらが立ち上がったら、俺が二発目のパンチを放つチャンスは二度と巡ってこないって分かってるからな
※ストリートの喧嘩における冷酷な鉄則。エミネムはビーフにおいて、相手が反撃できないように最初の一撃で完全に再起不能にする(キャリアを終わらせる)という徹底的なマインドを持っている。

Another punch, I'm punk rock, no one's punk
誰かの「パンク(腰抜け)」になるくらいなら、俺はパンクロックでいくぜ

Don't give a fuck, white Pac, so much spunk
誰のことも気にしちゃいねえ。「白人の2Pac(ホワイト・パック)」さ、俺には気力(スパンク)が漲ってる
※自身を「White Pac」と称した歴史的パンチライン。2Pacが持っていた恐れを知らない闘争心、権力への反抗、そしてメディアからの集中砲火という立場を、白人である自分自身に重ね合わせている。

When I was little I knew I would blow up and sell a mil' or
ガキの頃から分かってたぜ、俺はいつか大ブレイクしてミリオンを売り上げるか

Grow up to be Attila, go nuts and be a killer
大人になってアッティラ大王みたいに狂って、人殺しになるかのどっちかだってな
※「Attila(アッティラ)」は5世紀のフン族の王で、ヨーロッパを恐怖に陥れた冷酷な征服者。ラップで成功していなければ、自分はシリアルキラーにでもなっていただろうという極端な自己分析。

And I'm somethin' of a phenom, one puff of the chron'
俺はちょっとした天才(フェノム)なんだ。極上のウィード(クロニック)をひと吸いすりゃあ

I'm unstoppable, I'm alive and on top again
もう誰にも止められねえ。俺は生きてて、また頂点に立ってる

There's no obstacle that I can't conquer
俺に征服できない障害物なんて何一つねえよ

So come along with us
だから、俺たちについて来い

Come on
さあ来いよ

[Chorus: Eminem]

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったこと(責任を持て)だからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばして(イキって)ほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったことだからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばしてほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

[Verse 4: Dr. Dre]

Now anybody who knows Dre
さて、ドレーのことを知ってる奴なら誰でも

Knows I'm about fast cars and Alizé, partyin' all day
俺が速いスポーツカーとアリーゼ(酒)を愛し、一日中パーティーしてる男だって知ってるよな
※「Alizé(アリーゼ)」はコニャックとフルーツジュースを混ぜたリキュールで、2Pacの「Thug Passion」などでヒップホップ・コミュニティに広まり、西海岸のギャングスタ・ライフスタイルの象徴となった酒。

But I handled my business, 'cause it's work before play
だが俺は自分のビジネス(シノギ)はきっちりこなしてきた。遊ぶ前に仕事だからな

Don't look for trouble, but I'll serve you gourmet
自分からトラブルを探しに行ったりはしねえが、売られた喧嘩なら「極上のコース料理(グルメ)」にしてお出ししてやるよ

However you want it, you can have it your way
お前が望むなら、どんなやり方でも相手になってやる

You fuck my night up, I'ma fuck up your day
お前が俺の夜を台無しにするなら、俺はお前の昼間(人生)をぶち壊してやる

Bullet with your name, sendin' it your way
お前の名前が刻まれた銃弾を、お前の元へ送り届けてやるよ

That goes for anyone who walks through that doorway
それは、あのドアを通り抜けて(俺の領域に)踏み込んでくる奴ら全員に言えることだ

'Cause this is my space, you invade it
ここは俺のスペース(業界/テリトリー)だ。お前がそこを侵略してくるなら

Live to regret it, and you'll die tryna violate it
後悔しながら生き延びるか、そこを汚そうとした代償として死ぬかのどっちかだ

Fuck around, get annihilated, eyes dilated
ふざけた真似してみろ、完全に殲滅(アナイアレイト)されて、瞳孔が開いた(死んだ)状態になるぜ

[Verse 5: Eminem & Dr. Dre]

Huh, like my old lady?
あぁ、俺の元妻(キム)みたいにな?
※瞳孔が開く(ドラッグ中毒や死体)というDreの言葉を受けて、エミネムが自分の泥沼の夫婦関係を自虐的に差し挟む。

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったことだからな

Sometimes what you mean is two different things
時々、お前が意図した言葉が、全く違う2つの意味を持つことがある

Dependin' on your mood if it swings
お前の気分がどう揺れ動くかによってな

Think too many things, little hit of Dre's weed, I can do anything
色んなことを考えすぎる。ドレーのウィードを少し吸えば、俺は何だってできるぜ

Catch a contact and I'm gone, and I'm back
副流煙(コンタクト・ハイ)を吸い込んで意識が飛んで、そしてまた戻ってくる

I speedwrite and my loose leaf's my launchpad
俺は猛スピードでリリックを書きなぐる。俺のルーズリーフは発射台(ランチパッド)だ

And I can pull any string, don't have to prove anything
どんな糸だって引ける(権力がある)し、誰かに何かを証明する必要なんてねえ

Catch a contrac' on your head, you headed west?
お前の首に賞金(コントラクト)が懸けられたぞ。西海岸(ウェスト)に向かうってのか?

Talked shit about Dre? You better get a vest
ドレーの悪口を叩いたんだろ? なら防弾チョッキでも着とくんだな

And invest in somethin' to protect your head and neck
それと、頭と首を守るためのモンに投資(インベスト)しとけよ

And it's back and forth all day, like Red and Meth
一日中、行ったり来たり(バック・アンド・フォース)だ。レッドとメスみたいにな
※「Red and Meth」はRedman(レッドマン)とMethod Man(メソッド・マン)の伝説的デュオのこと。彼らのようにエミネムとDreがシームレスにマイクリレーを交わし、完璧なコンビネーションで敵を圧倒していることを示している。

I joke when I say I'm the best in the booth, but a lotta truth is said in jest
俺は「ブースん中じゃ俺が最高だ」なんて冗談めかして言うが、冗談の中にも多くの真実が隠されてるんだぜ

And if I ever do live to be a legend, I'ma die a sudden death
もし俺が生きながらえて伝説(レジェンド)になれるとしたら、きっと突然死(サドンデス)を迎えるだろうな

Five mics in "The Source"? Ain't holdin' my fuckin' breath
『The Source』誌で5マイク(最高評価)だって? 息を止めて期待して待ってたりなんてしねえよ
※ヒップホップの権威的雑誌『The Source』のレコード評価(1〜5個のマイクで採点される)に対する強烈な皮肉。エミネムの歴史的名盤『The Marshall Mathers LP』は「4.5マイク」に留められ、彼はこれを「自分が白人だから満点を付けないのだ」と不満に思っていた。このラインは、後に泥沼化するThe Source誌の編集長ベンジーノ(Benzino)との巨大なビーフの予兆(宣戦布告)である。

But I'll suffocate for the respect 'fore I breathe to collect a fuckin' check
クソみたいな小切手(金)を受け取るために息をするくらいなら、俺はリスペクトのために窒息して死んだ方がマシだぜ
※金や業界の権威(雑誌の評価)よりも、ストリートからの「リスペクト(敬意)」こそがヒップホップにおける真の価値であるという、エミネムのコアな信念の表明。

[Chorus: Eminem]

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったこと(責任を持て)だからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばして(イキって)ほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

'Cause what you say is what you say
だってお前が言ったことは、お前が言ったことだからな

Say what you say how you say it whenever you sayin' it
いつ何を言おうが、どうやって言おうが、自分の言葉には責任を持て

Just remember how you said it when you was sprayin' it
お前がツバを飛ばしてほざいた時のことを、よく覚えとけよ

So who you playin' with, huh? (Huh, huh, huh)
で、お前は誰を相手に喧嘩売ってるか分かってんのか? あぁ?

[Outro: Dr. Dre & Timbaland]

Watch your fuckin' mouth
自分のクソみたいな口の利き方に気をつけな

Yo, this Timbaland, tell him I said suck, chka, my dick
ヨー、俺はティンバランドだ。あいつに伝えてくれ、「俺の、チキッ、俺のチンコでもしゃぶってろ」ってな
※アウトロにおける最大のサプライズ。ジャーメイン・デュプリのインタビューで「自分と同等かそれ以下」と勝手に名前を出されたもう一人の天才プロデューサー、ティンバランド(Timbaland)本人がカメオ出演し、強烈なメッセージを残す。Dre、Eminem、Timbalandという当時のヒップホップ界を牛耳る最強の3人がタッグを組み、一人のプロデューサーを完全に包囲して叩きのめしたという、ヒップホップのビーフ史に残る残酷なエンディングである。