Artist: Future & Metro Boomin
Album: WE DON’T TRUST YOU
Song Title: We Don’t Trust You
概要
本作は、2024年のヒップホップシーンを二分した歴史的ビーフの口火を切ったジョイントアルバムの表題曲である。The Undisputed Truthの1971年の名曲「Smiling Faces Sometimes」をサンプリングし、偽善や裏切りに対するパラノイア的な警戒心をテーマとしている。特にヴァース2では、かつての盟友Drakeに向けられたとされる痛烈なディスが展開され、「In My Feelings」などの具体的なワードを交えながら、水面下で蔓延するスニークディスや女性関係のトラブルに対するFutureの冷酷な決別宣言が生々しく描かれている。プロデューサーであるMetro Boominの象徴的なタグがこれ以上なく重い意味を持つ、現代トラップの最重要楽曲の一つだ。
和訳
[Intro: Future, Joe Harris, Billie Rae Calvin & Brenda Joyce Evans]
Fake written all over you
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ
※フェイク(偽物・偽善者)のこと。相手の態度や行動から、裏切りの気配を感じ取っている強烈な嫌悪の表現。このアルバム全体のテーマである「不信感」をイントロから提示している。
Hate written all over you
お前の全身からヘイトが滲み出てるぜ
※表面上は味方のフリをしながら、腹の底では嫉妬や憎悪(ヘイト)を抱えている対象への警告である。
Hate written all over
全身から憎悪がな
※繰り返すことでパラノイア(偏執病)的な猜疑心を強調している。
Fake written all over you
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ
※コーラスの反復。
Hate written all over you
お前の全身からヘイトが滲み出てるぜ
※コーラスの反復。
Fake written all over you
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ
※コーラスの反復。
Hate written all over you
お前の全身からヘイトが滲み出てるぜ
※コーラスの反復。
Smiling faces
笑いかけてくるその顔
※The Undisputed Truthの1971年のソウル・クラシック「Smiling Faces Sometimes」からのボーカルサンプリング。モータウンの伝説的プロデューサー、ノーマン・ホイットフィールドが手がけたこの曲は、元々「表面的な笑顔の裏に潜む裏切り」を歌ったパラノイアックな楽曲である。Metro Boominはこの曲の不穏な空気を切り貼りすることで、アルバムのコアとなる偽善者への不信感を完璧に演出している。
Sometimes pretend to be your friend
時々、ダチのフリをして近寄ってくるんだ
※ヒップホップ業界において、成功者にすり寄るフェイクな友人(Leeches)や、裏で陰口を叩く同業者に対する警戒を示している。
Smiling faces show no traces
笑顔にはなんの痕跡も残っちゃいない
※どんなに愛想良く振る舞っていても、その笑顔から本心を見抜くことはできないという人間不信の恐ろしさを歌っている。
Of the evil that lurks within (Can you dig it?)
心の中に潜む邪悪な企みのな(お前にわかるか?)
※「Can you dig it?(理解できるか?)」は70年代のブラック・エクスプロイテーション映画などでよく使われたスラング。笑顔の深層心理にある悪意への言及である。
Fake written all over you
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ
※コーラスの反復。
Hater written all over you
お前の全身からヘイターの匂いがするぜ
※コーラスの反復。
Fake written all over you, yeah
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ、全くな
※コーラスの反復。
[Verse 1: Future]
I been in the cold, couldn't feel my toes, but I still stuck to the code
極寒の中にいて足の感覚がなくなっても、俺はストリートの掟を守り抜いてきた
※「冷たい環境」はトラップという過酷なストリートの底辺のメタファー。「stuck to the code」は、スニッチ(密告)をしない、仲間を売らないというストリートの厳格な掟(Gコード)を指す。後に登場する掟破りのフェイクな奴らとの鮮やかな対比である。
Money won't fold, pockets won't hold enough
札束は折りたためないし、ポケットには収まりきらねえ
※稼ぎすぎた現金(新札や分厚い札束)が物理的にポケットに入らない様子。トラップでの成功を誇示する定番のフレックス(自慢)表現だ。
Takin' my pole in there, F&N in there
どこへ行くにも愛銃を持ち歩く、F&Nもそこにあるぜ
※原文の「pole」は銃のスラング。「F&N」はベルギーの銃器メーカーFNハースタル製の銃器(特にFN Five-seveNピストル)を指す。ラッパーの護身用としてリリックに頻出する、ボディアーマーをも貫通する強力な武器である。
Take me anywhere, I'm takin' over the trap
俺をどこにでも連れて行ってみな、俺がそのトラップを乗っ取ってやるから
※「trap」は麻薬の密売所。どんな環境・地域に放り込まれても、ハスラーとしての実力で一瞬にしてシマの元締めとして頂点に立てるという自信の表れ。
I see the real clear, woodgrain Cartier
ウッドフレームのカルティエ越しに、真実がハッキリ見えるぜ
※高級ジュエリーブランド・カルティエのウッドフレームのサングラス(通称「Cartier Buffs」)のこと。デトロイト発祥のステータスシンボルであり、この高価なレンズを透かすことで「本物と偽物を見極める視界(The real clear)」を手に入れているというメタファー。
Poppin' a real pill, higher than Beverly Hills
本物のピルをキメて、ビバリーヒルズよりも高くブッ飛ぶ
※フェンタニルなどが混入した安価な偽薬(プレス)が蔓延するストリート事情の中で、「本物の処方薬(Percocetなど)」を手に入れられる財力のステータス。ビバリーヒルズの標高や、そこに住むセレブのエリート層より自分のハイな状態(地位)が上だというダブルミーニング。
I got too much spill, I give a bitch chills
俺は溢れんばかりのドリップを持ってる、ビッチも震えるほどにな
※「spill」は通常「こぼれる」の意味だが、ここではスラングの「drip(圧倒的なファッションセンスや魅力)」の最上級として使われている。あまりのカッコよさに女性が寒気(chills)を感じるほどのオーラを放っている。
Took out a small bill, make all the hoes strip
小銭を出しただけで、ビッチどもは全員服を脱ぐぜ
※「small bill(少額紙幣、例えば100ドル札)」であっても、Futureの圧倒的な財力と存在感の前ではストリップクラブの女性たちがこぞって群がってくるというフレックス。
You need a weed feel, I get it vacuum sealed
上質なウィードの感覚が欲しいなら、真空パックで用意してやるよ
※「vacuum sealed」は大量のマリファナを密輸・保存・販売する際に匂いを消すための真空パックのこと。末端の売人ではなく、大規模な卸売を仕切る大物(Kingpin)としての立場を誇示している。
Came from the Eastside, shooters on detail
アトランタのイーストサイド出身、専属のヒットマンを配置してるぜ
※Futureの地元であるジョージア州アトランタのイーストサイド(Zone 6周辺)へのレペゼン。「detail」は警護任務や部隊を意味し、常に武装した護衛(シューター)に守られているVIPな状況を指す。
Go purchase a new Chanel, I need a refill
新しいシャネルを買いに行くぜ、シロップの補充が必要だからな
※「refill」は高級ブティックでの買い物(ワードローブの補充)と同時に、Futureの代名詞であるリーン(咳止めシロップとスプライトを混ぜたドラッグ)の薬効が切れたため、コデインを補充(リフィル)するという意味のダブルエンタンダー。
Strikers in Trackhawks, ridin' the V12
ヒットマンたちはトラックホークに乗り込み、俺はV12エンジンでかっ飛ばす
※「Strikers」は襲撃部隊や盗難車の意味。「Trackhawks」は超高出力なJeep Grand Cherokee Trackhawkのこと。護衛のギャングたちが乗る車列の中心で、自身は超高級なV12エンジン搭載車(マイバッハやロールスロイス等)に乗っているマフィア的な光景を描く。
I peeped the mood, dog, I peeped the intel
空気は読めてるぜ、裏の事情も全部把握済みだ
※「intel」は諜報機関の機密情報(インテリジェンス)の略。周囲の人間(特にDrakeなどの裏切り者)が水面下で何を企み、どう動いているか、その裏事情や意図を完全に察知しているという不気味な警告。
Get to trippin', all you gon' see is shells
もしナメた真似をしやがったら、お前が見るのは空薬莢だけだ
※「trippin'」は勘違いして調子に乗る、異常な行動を取ること。「shells」は銃弾の薬莢。もし裏切るような真似をするなら、即座に銃撃で報復するという冷酷な脅し。
[Chorus: Future, Joe Harris & 2Pac]
If Young Metro don't trust you, I'm gon' shoot you
もしヤング・メトロがお前を信用しないなら、俺がお前を撃ち殺す
※Futureの声による、ヒップホップ史上最も有名なプロデューサータグの一つ。通常は単なるキャッチーなイントロだが、この曲においては「Drakeという強大な敵に対し、FutureとMetro Boominが完全に結託し、音楽業界における全面戦争を開始する」という実質的な宣戦布告として機能している。Genius上でも「このタグがかつてないほど重く、恐ろしい意味を持った瞬間」と絶賛された。
We don't trust you niggas, we don't
俺たちはお前らみたいなヤツらを信用しねえ、絶対にだ
※アルバムの根幹を成すマントラ。この「We(俺たち)」は単にFutureとMetroの2人だけでなく、後にこのアルバムに参加しDrakeを総攻撃することになるKendrick Lamar、The Weeknd、Rick Rossら「反Drake連合」の総意を暗示しているとRedditなどで深く考察されている。
(I don't trust no motherfuckin' body)
(俺はどこのクソ野郎も信用しちゃいねえんだよ)
※【2Pacの音声サンプリング】ヒップホップ界の伝説、2Pac(トゥパック・シャクール)の過去の肉声からの引用。2Pac自身もかつて親友だったThe Notorious B.I.G.との間で修復不可能なビーフ(西海岸vs東海岸)を経験しており、その裏切りの歴史を現在のFuture vs Drakeの構図に重ね合わせるディープな演出だ。
We don't trust you niggas, we don't
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな
※コーラスの反復。
We don't trust you
俺たちはお前を信用しない
※コーラスの反復。
We don't trust you niggas, we don't
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな
※コーラスの反復。
We don't trust you niggas, we don't (Smiling faces)
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな(笑いかけてくるその顔)
※コーラスの反復とサンプリングの交差。
We don't trust you niggas, we don't (Show no traces)
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな(笑顔にはなんの痕跡も残っちゃいない)
※コーラスの反復とサンプリングの交差。
(Of the evil that lurks within)
(心の中に潜む邪悪な企みのな)
※サンプルの反復。
We don't trust you
俺たちはお前を信用しない
※コーラスの反復。
[Verse 2: Future]
You a nigga number-one fan, dog
お前は「俺の一番のファン」なんだろ、なぁ
※【明確なDrakeへのディス】Drakeは過去のインタビューや2023年のツアー等で頻繁に「俺はFutureのNo.1ファンだ」と公言していた。しかしFutureはここで、その言葉が薄っぺらいリップサービスに過ぎず、裏では敵対行動をとっていると糾弾している。ヒップホップ史の特異点となった決別宣言の皮切りである。
Sneak dissin', I don't understand, dog
スニークディスなんて、俺には到底理解できねえよ
※「スニークディス」とは、相手の名前を出さずに歌詞やSNSで暗に批判すること。Drakeはこの手法の常習犯として有名であり、真正面から対立しないその臆病な態度(パッシブ・アグレッシブ)を、ストリートの掟を重んじるFutureが真っ向から軽蔑している。
Pillowtalkin', actin' like a fed, dog
ベッドの中で女に秘密を漏らして、まるでサツみたいな真似しやがって
※「Pillowtalk」は性行為の前後にベッドで交わされる親密な会話のこと。Drakeが女性に対して、同業者の秘密や内情をペラペラと喋り、それが情報漏洩(まるでFBIや警察の捜査官=fedのように情報を扱う様子)につながっていると批判している。
I don't need another fake friend, dog
偽物のダチなんて、もうこれ以上必要ねえんだよ
※アルバムタイトルに直結する決定的なライン。長年メガヒット曲(「Jumpman」や「Life Is Good」など)を共作してきたDrakeという最大のビジネスパートナーを、「フェイクな友人」として容赦なく切り捨てる重い一言。
Can't be 'bout a ho, 'cause we sharin', dog
一人の女をめぐって揉めるわけねえだろ、俺らシェアしてる仲じゃねえか
※RedditやGeniusの考察で最も議論を呼んだライン。一説には、DrakeとFutureの関係悪化の原因が特定の女性(モデルのDiana Asturiasなどが噂された)の奪い合いにあると囁かれていた。しかしFutureは「ビッチは俺たちの間で共有(パス)するものだ。そんなことで俺が本気で怒るわけがない」と否定し、より深い音楽的・人間性の根幹での対立であることを示唆している。
In your feelings, nigga, why you playin', dog?
お前は感情的になりすぎだぜ、なんでそんな女々しいマネすんだよ?
※Drakeの2018年の世界的メガヒット曲「In My Feelings」のタイトルを直接引用した強烈なダブルミーニング。Drake特有の「エモーショナルで傷つきやすいキャラクター」をからかい、ストリートの基準から外れた軟弱な態度を嘲笑している。
Give her backshots while she layin' down
アイツが横になってる間に、後ろから激しく突いてやるよ
※「backshots」は背後からの性行為を示す生々しい表現だが、同時に相手が油断して横たわっている無防備な隙を突いて背後から攻撃(バックショット=銃撃/裏切り)を仕掛けるという、暗にDrake側の狡猾なやり方を揶揄するダブルミーニングの可能性がある。
Keep the Glock cocked, I don't trust hoes
グロックの撃鉄は起こしたままだ、ビッチ共のことは信用してねえからな
※女性に対する不信感だけでなく、業界の「ビッチのような振る舞いをする男たち(=裏切り者)」に対する警戒状態を解かないという宣言。「cocked」はいつでも即座に発砲できるよう銃を準備している状態。
Top shotter, goin' for the gusto
トップ・ショッター、すべてを奪いにいくぜ
※「Top shotter」はジャマイカのパトワ語に由来するスラングで、ストリートの最高権力者や腕利きのヒットマンを指す。「goin' for the gusto」は全力で最高の結果(金、権力、勝利)を掴みに行くという決意の表現。
Like a real dog, got a mutt ho
本物の犬みたいにな、雑種のビッチを抱いてるぜ
※自分を純血の「real dog(本物のギャング)」とし、相手にする女性を「mutt(雑種、格下の女)」と表現。徹底的な男尊女卑的フレックスだが、裏を返せば、相手陣営の取り巻きたちを雑魚扱いしているとも取れる。
Get the lo', you a John Doe
居場所を特定しろ、お前はもう身元不明の死体だ
※「the lo'」はlocation(居場所)の略。「John Doe」は身元不明の男性遺体に付けられる仮名。敵の居場所を突き止め、跡形もなく消し去ってやるというマフィア的な暗殺の脅迫。
Bubble-eye Benz on a ho
バブルアイのベンツで、ビッチの元へ乗りつける
※「Bubble-eye Benz」は丸目4灯のヘッドライトが特徴的な1990年代〜2000年代初頭のメルセデス・ベンツ(W210型Eクラスなど)のこと。オールドスクールなハスラー(麻薬密売人)の成功の象徴を意図的にレペゼンしている。
Rappin' so pretend, you a ho
お前のラップは完全に作り物だ、お前はただのビッチだよ
※【Drakeのストリート・クレドへの批判】カナダの元子役であり裕福なバックグラウンドを持つDrakeが、ギャングスタラップやマフィアのボスを気取ってラップすること(モブ・タイズなど)を「Pretend(ごっこ遊び・フェイク)」だと痛烈に批判。ヒップホップにおける「リアルさ」の欠如を的確に突いている。
Nine-figure nigga, tag a toe
俺は9桁稼ぐ男だ、死体の足指にタグを付けろ
※「Nine-figure」は1億ドル以上の資産を持つこと。圧倒的な財力を見せつけると同時に、「tag a toe(遺体安置所で死体の足指に付けられる認識タグ)」という残酷なイメージを並置し、金でヒットマンを雇い敵を確実に葬る権力者としての顔を見せている。
Ain't no tappin' in, better blow
今さら擦り寄って来んな、さっさと消えな
※「tappin' in」は連絡を取る、挨拶をする、関係修復を図るなどの意味。Drake側からの歩み寄りや関係修復の余地は一切なく、即座に姿を消せ(あるいは銃を撃ち抜け=blow)という最後通牒。
Shorty poppin' pills, but he blessed
若ぇのがピルをキメてるが、あいつは神の祝福を受けてるぜ
※仲間の若い世代がドラッグに溺れながらも、ストリートで生き残る運(blessed)を持っている様子。あるいは、トラップの過酷な現実への哀愁。
Flash a couple M's on my chest
胸元で数百万ドルのジュエリーをギラつかせる
※「M's」はMillions(数百万)。胸に下げた超高額なチェーンやペンダントで権力を誇示する。
Ain't no sabotagin', lil' finesse
妨害工作なんてさせねえよ、ちょいと小賢しく立ち回るだけだ
※敵からのサボタージュ(妨害)を「finesse(巧妙なテクニックやごまかし)」で軽々とかわし、常に優位に立ち続ける姿。
We was in the field, placin' bets
俺たちは戦場に立って、命がけの賭けをしてきたんだ
※「the field」は文字通り戦場、転じてドラッグディールが行われる危険なストリートのこと。安全なスタジオや豪邸に守られている相手(Drake)に対し、自分たちは命を懸けたギャンブルを生き抜いてきた「本物」であることを強調している。
Still gettin' chills in my flesh
いまだに肌が粟立つようなスリルを感じるぜ
※大成功を収めた現在でも、ストリートの危険な空気や裏切りの気配に対して本能的なヒリヒリとした感覚(chills)を忘れていない。
Takin' karma, turn it to success
カルマを引き受けて、それを成功へと変えてみせた
※過去に犯した罪やトラップでの汚れ仕事(カルマ)から逃げず、それをヒップホップのエネルギーに昇華して富を築いたという自負。
Thoroughbred and Pluto, nothin' less
サラブレッドと冥王星、それ以外は何者でもない
※「Thoroughbred」は純血種、つまり生粋のストリート育ちという血統書の証明。「Pluto」はFutureの代表的なアルターエゴ(別名)であり宇宙的なハイ状態や孤高の存在を示す。純度100%のオリジナルであることの宣言。
Twenty drivers parked at the jet
プライベートジェットの前に、20台の運転手付きの車を待たせてる
※圧倒的な富と取り巻きの数の誇示。モブのボスとしての貫禄を示すビジュアルの提示である。
Whip the Phantom to the projects
ロールスロイス・ファントムを転がして、プロジェクトへ乗り込む
※超高級車であるファントムで、貧困層の象徴である公営住宅(トラップの根城)に凱旋する。自分がどれだけ成功しても、ルーツであるフッドとの繋がり(モブ・タイズ)を失っていないという究極のリアルさの誇示であり、やはり「ごっこ遊び」のDrakeとの対比となっている。
Death before dishonor, no confess
不名誉より死を、絶対に口は割らねえ
※ストリートの掟の最終形態。「不名誉(スニッチ=密告や裏切り)」を選ぶくらいなら死を選ぶというマフィアの沈黙の掟(オメルタ)への誓い。「no confess(自白しない)」ことで、最後まで警察や権力には屈しないリアルな男の姿勢を提示してヴァースを締めくくる。
[Chorus: Future & Joe Harris]
We don't trust you niggas, we don't (Smiling faces)
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな(笑いかけてくるその顔)
※コーラスの反復。
We don't trust you niggas, we don't (Pretend to be your friend)
俺たちはお前らを信用しねえ、絶対にな(ダチのフリをして近寄ってくるんだ)
※コーラスの反復。
We don't trust you
俺たちはお前を信用しない
※コーラスの反復。
[Outro: Future & Jason Mitchell]
We don't trust you, no, no, no
お前のことは信用しねえ、絶対にだ
※アウトロでの念押し。
We don't trust you, no, no, no, no, no, no
お前のことは信用しねえ、絶対にだ
※アウトロでの念押し。
We don't trust you, no, no, no
お前のことは信用しねえ、絶対にだ
※アウトロでの念押し。
We don't trust you, no, no, no, no, no, no
お前のことは信用しねえ、絶対にだ
※アウトロでの念押し。
We don't trust you, no, no, no
お前のことは信用しねえ、絶対にだ
※アウトロでの念押し。
(Trust is a motherfucker)
(「信用」ってのは、とてつもなく厄介な代物だな)
※【Eazy-Eの音声サンプリング】映画『Straight Outta Compton』(2015年)でジェイソン・ミッチェルが演じたEazy-Eのセリフからのサンプリング。N.W.A.が悪徳マネージャーのジェリー・ヘラーやIce Cubeらとの間で分裂・決裂していく過程で放たれた「信頼の崩壊」を象徴する言葉であり、今回のDrakeとの決裂の重みを映画的なスケールで補強している。
If Young Metro don't trust you, I'm gon' shoot you
もしヤング・メトロがお前を信用しないなら、俺がお前を撃ち殺す
※タグの反復。
If Young Metro don't trust you, I'm—
もしヤング・メトロがお前を信用しないなら、俺が—
※タグの反復。
If Young Metro don't trust you, I'm gon' shoot you
もしヤング・メトロがお前を信用しないなら、俺がお前を撃ち殺す
※タグの反復。
Hate written all over you
お前の全身からヘイトが滲み出てるぜ
※イントロのフレーズの反復。
Fake written all over you
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ
※イントロのフレーズの反復。
Hater written all over you
お前の全身からヘイターの匂いがするぜ
※イントロのフレーズの反復。
Fake written all over you, yeah
お前の全身にフェイクって書いてあるぜ、全くな
※イントロのフレーズの反復。
(Trust is a motherfucker)
(「信用」ってのは、とてつもなく厄介な代物だな)
※Eazy-Eのセリフで不穏に締めくくられる。
