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Unstoppable - Drake (feat. Santigold & Lil Wayne) 【和訳・解説】

Artist: Drake (feat. Santigold & Lil Wayne)

Album: So Far Gone

Song Title: Unstoppable

概要

本楽曲は、2009年の歴史的ミックステープ『So Far Gone』に収録された、インディー・ポップとヒップホップの境界線を打ち破る革新的な一曲である。M.I.A.と並び称されたインディー界のアイコンSantigoldの同名曲を大胆にサンプリング(ビートジャック)し、恩師Lil Wayneと共に再構築している。Drakeのヴァースでは、華やかな世界に溺れる女性たちを冷めた目で見つめる「Sad Boy」的な観察眼と、それでも彼女たちに惹かれてしまう自身の毒気(Toxicさ)が描かれる。一方のLil Wayneは、野球などのスポーツ・リファレンスを交えた圧倒的な「Mob Boss」的フロウで楽曲を完全にジャックしている。アウトロには当時ニューオーリンズ・ホーネッツに所属していたNBAのスーパースター、クリス・ポール(CP3)がカメオ出演しており、初期からスポーツ界と深い繋がりを持っていたDrakeの特異な立ち位置が窺えるクラシックである。

和訳

[Verse 1: Drake]

My name is Drizzy, and I ain't perfect
俺の名前はDrizzy、完璧な人間じゃない

But I work hard, so I deserve it
でも必死に働いてる、だから俺にはこれを受け取る資格があるんだ

And I belong, right where you see me
俺の居場所は、今お前らが見ているまさにこの場所(トップ)さ

Ain't on the fence about it, I ain't Mr. Feeny
どっちつかず(フェンスの上)で迷ったりしない、俺はミスター・フィーニーじゃないからな
※90年代の米人気ドラマ『ボーイ・ミーツ・ワールド』の登場人物フィーニー先生が、いつも「フェンス越し」に主人公に助言していたことと、「On the fence(どっちつかず/ためらう)」を掛けた秀逸なワードプレイ。

Nah, I got a decent set of manners
いや、俺にはまともなマナーも備わってるし

And a job that fills up any empty schedule or a planner
空っぽのスケジュール帳や手帳を埋め尽くす仕事もある

And I fall in love with girls caught up in superficial glamour
そして俺は、表面的なグラマー(魅力)に囚われた女の子たちに恋をしてしまうんだ

Who dress like Sarah Jessica and live like Princess Diana
サラ・ジェシカみたいに着飾って、ダイアナ妃みたいに生きる女たちにな
※『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーのような華やかなファッションと、ダイアナ妃のようにパパラッチに追われる悲劇的でドラマチックな人生の比喩。

So often they have addictions and I'm the one that'll feed it
彼女たちはしょっちゅう何かに依存していて、俺はそれにエサを与える(助長する)男なのさ
※相手の自己承認欲求や依存性を満たしてしまう、Drake特有のToxic(毒気のある)なSad Boyペルソナ。

But truly you're bad enough that y'all don't even really need it
でも本当のところ、君たちはそんなもの全く必要ないくらい十分にイイ女(バッド)なんだぜ

You could show up at the party on dirty public transit
汚い公共交通機関に乗ってパーティーに現れたって

And I guarantee the cameraman will still be snappin' candids
カメラマンは間違いなく、君たちの自然な姿(キャンディッド)を撮りまくるって保証するよ

Of you and your posse partyin', drinkin' what you get handed
君と君の取り巻きがパーティーをして、手渡された酒を飲んでる姿をな

With your Virgin Island tans, all lookin' like you just landed
ヴァージン諸島で焼いた日焼け(タン)をして、みんな今飛行機から降り立ったばかりみたいな顔をしてる

I don't really understand it, I'm not sure I'm comprehendin'
俺にはよく分からない、ちゃんと理解できてる自信もないが

But these girls are having fun with whoever's money they spendin', screamin'
でもこの子たちは、誰の金を使おうがお構いなしに楽しんで、こう叫んでるんだ

[Chorus: Santigold]

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない(アンストッパブル)

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃないわ

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃないわ

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃない

[Verse 2: Lil Wayne]

Ahem, my name is Weezy, I'm almost perfect
コホン、俺の名前はWeezy、ほぼ完璧な男さ

And I work harder than hard workin'
そして俺は「ハードワーク」よりもハードに働く

Bizarre circus, that's when my bars surface
奇妙なサーカス、そこで俺の小節(バーズ)が浮上するんだ

Therefore I act a clown
だから俺はピエロを演じるのさ

Even when I'm layin' on my back I'm never backin' down
たとえ仰向けに倒れていようと、絶対に後退(バッキング・ダウン)はしない

So over-stand me
だから俺を完璧に理解しろ(オーバースタンド)
※ジャマイカのラスタファリ運動に由来するパトワ表現「Overstand(Understandを超えた深い理解)」。

I got a condo in Miami and my doormat is always sandy
マイアミにコンドミニアムを持ってる、ドアマットはいつも砂まみれだ

And I run Louisiana, but I've never pulled a hammy
俺はルイジアナを走る(牛耳る)、でもハムストリング(肉離れ)を起こしたことはないぜ
※「Run(走る/支配する)」と、走ることで起きる「Pulled a hammy(ハムストリングの肉離れ)」を掛けたスポーツ・リファレンス。

And I got a condo in Atlanta, and I always wear a bandana
アトランタにもコンドミニアムを持ってる、そして俺はいつもバンダナを巻いてる

And when it comes down to stuntin', you boys are just buntin'
スタント(フレックス/見栄を張ること)の話になれば、お前ら坊やたちはただバントしてるだけさ

And I'm swingin' for the fence, your girl hangin' from my dick
俺はフェンス越え(ホームラン)を狙ってフルスイングしてるぜ、お前の女は俺のディックにぶら下がってる
※野球の「バント(小手先のプレイ)」と「ホームラン(特大のフレックス)」を用いた、他を圧倒するMob Boss的パンチライン。

Your girl singin' to my shit, like, "a-la-la-lollipop"
お前の女は俺の曲に合わせて歌ってる、「ア・ラ・ラ・ロリポップ」ってな
※Lil Wayneの2008年のメガヒット曲「Lollipop」のネームドロップ。

She say I get that pussy wetter than a Dasani shop
俺がDasani(ミネラルウォーター)の店よりもあそこを濡らすって、彼女は言うぜ

And she say I freak that pussy better
それに、俺があそこをいじり回す(フリークする)腕前は

Better than her gynecologist, ho just
彼女の婦人科医(ギネコロジスト)よりも上手いってさ。ホー、ただ

Text me whenever you want some more dick
もっとディックが欲しくなったら、いつでもメールしてこい

More dick, old bitch, young bitch
もっとディックが欲しいって、年増のビッチも若いビッチも言うが

But I be like damn, all I got is one dick
でも俺はこう思うね、「くそっ、俺にはディックが一つしかねえよ」ってな

[Chorus: Santigold]

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃないわ

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃない

[Bridge: Santigold]

I got the talk, the beat and bass
私にはトーク(言葉)、ビート、そしてベースがある

Give me one, I'll take it, make you lose your place
一つ寄越して、私が奪い取って、あなたの居場所をなくしてあげる

Tell me I-I-I can play so I speed up the pace
私にプレイできるって言って、そしたらペースを上げてあげるから

I break it, break it you can't stop me in this ra-race
ぶち壊す、ぶち壊すわ、このレースで私を止めることなんてできない

[Chorus: Santigold]

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃないわ

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

I got to be unstoppable
私は誰にも止められない

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃないわ

Ay-ay-ay-ay, you don't lie
アイ・アイ・アイ・アイ、嘘じゃない

[Spoken Outro: Chris Paul]

Yo what up? It's Chris Paul, CP3, feel my man Drake, So Far Gone, Drake, I gotchu homie, I gotchu. Let's get 'em
ヨォ、調子はどう? クリス・ポール、CP3だ。俺のダチのDrakeを感じてくれ。『So Far Gone』だ。Drake、俺がついてるぜホーミー、任せとけ。奴らをやっちまおうぜ。
※当時ニューオーリンズ・ホーネッツに所属していたNBAのスター選手、Chris Paulのカメオ出演。