Artist: Drake (feat. Lloyd)
Album: So Far Gone
Song Title: A Night Off
概要
本楽曲は、2009年にリリースされヒップホップとR&Bの境界線を決定的に曖昧にした歴史的ミックステープ『So Far Gone』に収録された極上のスロウジャムである。客演には当時R&Bシーンで絶大な人気を誇っていたLloyd(ロイド)を迎え、プロデューサーのNoah "40" Shebibによるアンビエントで沈み込むようなサウンドスケープが展開される。テーマは「多忙なスタジオでの日々から一晩だけ休み(A Night Off)を取り、恋人と親密な時間を過ごす」こと。「ヒールは履いたままでいい」「どうして欲しいか説明しなくていい」とベッドルームでの圧倒的な主導権(プレイボーイ的な傲慢さ)を見せつける一方で、仕事漬けで彼女を寂しくさせている罪悪感(Sad Boy的な脆さ)も滲ませている。後の「Marvins Room」やThe Weekndへと連なる、OVO特有のダークで官能的な夜のサウンドを確立した初期の重要曲である。
和訳
[Verse 1: Drake]
Spending every moment in the studio
あらゆる時間をスタジオで過ごしている
I never said it'd be fair
これがフェア(公平)な関係だなんて、一度も言ったことはない
But when you're all alone, I hope you truly know
でも、君が一人ぼっちでいる時、これだけは本当に分かっていてほしいんだ
How bad I want to be there
俺がどれほど君のそばにいたいと思っているかをね
※音楽制作に没頭するあまり恋人を放置してしまう罪悪感と、それでも自分を理解してほしいというDrake特有の「Sad Boy」的な自己中心さと甘え。
[Chorus: Drake]
Come right in, set your bag down
さあ入って、バッグを置いて
Took a night off for you
君のために、今夜は休み(ナイト・オフ)を取ったんだ
Go ahead and turn the lights off
さあ、明かりを消してくれ
But keep your heels on
でも、ヒールは履いたままでいいぜ
They're fittin' for what I'm about to do, oh
これから俺がすることに、それはピッタリだからな、あぁ
※「ヒールを履かせたままベッドに連れ込む」という、視覚的にもフェティッシュで、主導権を完全に握るプレイボーイ(Mob Boss)的な傲慢さの表れ。
Know you hate explaining how you want it done
君が「どうして欲しいか」を説明するのが嫌いなのは分かってる
Just be quiet, I'll do fine without your help, girl
ただ静かにしててくれ、君の助け(指示)がなくても、俺は完璧にやってのけるから、ガール
Can you work without a second for some fun?
少しの楽しみ(息抜き)の時間もなしに、働き続けることなんてできるかい?
Now you finally got a moment to yourself, girl
今、君はついに自分自身のための時間を手に入れたんだ、ガール
And I know what to do with it
そして俺は、その時間をどう使えばいいか分かってる
I know what to do with it
どうすれば君を喜ばせられるか、分かってるのさ
I know what to do with it
俺には分かってる
I know what to do with it
どうすればいいか、分かってるんだ
[Verse 2: Lloyd]
I been waiting for so long to get you all alone
君と二人きりになるのを、ずっと長い間待っていたんだ
Now I finally got you right here
今、ついに君をここに連れてきた
So, baby, I'ma lock my door and disconnect my phone
だからベイビー、ドアに鍵をかけて、電話の電源も切るよ
'Cause I wanna make one thing clear
だって、一つだけハッキリさせておきたいから
I want you on top, so let your hair down
君には上に乗ってほしいんだ、だから髪をほどいて
I took the night off for you
君のために、今夜は休みを取ったんだ
Girl, I'm gonna turn the lights off, but keep your heels on
ガール、明かりは消すけど、ヒールは履いたままでいい
They're fittin' for what we're about to do
これから俺たちがすることに、それはピッタリだから
[Chorus: Drake & Lloyd]
Come right in, set your bag down
さあ入って、バッグを置いて
I took a night off for you
君のために、今夜は休みを取ったんだ
Go ahead and turn the lights off
さあ、明かりを消してくれ
But keep your heels on
でも、ヒールは履いたままでいいぜ
They're fittin' for what I'm about to do, oh
これから俺がすることに、それはピッタリだからな、あぁ
Know you hate explaining how you want it done
君が「どうして欲しいか」を説明するのが嫌いなのは分かってる
Just be quiet, I'll do fine without your help, girl
ただ静かにしててくれ、君の助けがなくても、俺は完璧にやってのけるから、ガール
Can you work without a second for some fun?
少しの楽しみの時間もなしに、働き続けることなんてできるかい?
Now you finally got a moment to yourself, girl
今、君はついに自分自身のための時間を手に入れたんだ、ガール
And I know what to do with it
そして俺は、その時間をどう使えばいいか分かってる
I know what to do with it
どうすれば君を喜ばせられるか、分かってるのさ
I know what to do with it
俺には分かってる
I know what to do with it
どうすればいいか、分かってるんだ
[Outro: Lloyd]
Oh, it's 6 o'clock in the morning at the studio
あぁ、スタジオはもう朝の6時だ
※ベッドでの情事を歌いながらも、最後は「朝の6時までスタジオにいる」という現実(あるいはスタジオでの情事そのもの)に引き戻される。アーティストとしての圧倒的なハードワークと、その合間の刹那的な快楽を描いて締めくくっている。
