Artist: Sunday Service Choir
Album: Jesus Is Born
Song Title: Excellent
概要
本楽曲は、旧約聖書の詩篇8篇1節「主、私たちの主よ。あなたの御名は全地においてなんと素晴らしいことでしょう」を完全なる主題とした、伝統的ブラック・ゴスペルの真正なる再構築である。かつて「I Am A God」と嘯いたKanye Westが自身の自我を完全に十字架につけ、ただ「イエス(Jesus)」という御名の偉大さ(Excellence)のみを讃美する姿勢が如実に表れている。原曲の持つ荘厳な響きをSunday Service Choirの圧倒的な重層コーラスへと昇華させ、癒やしと解放をもたらす神の力を音響的に証明する。ヒップホップ的エゴから完全なる信仰告白への転換点となる、極めて神学的な霊的賛美である。
和訳
[Intro]
We serve an excellent God
私たちは素晴らしい主にお仕えしよう
※「Serve(仕える)」という言葉は、かつて富や名声の奴隷であったKanyeが、唯一の真の神への帰依を宣言するSunday Serviceの核心的な態度の表れである。
He is worthy of excellent prayers
主は至高の祈りを受けるにふさわしいお方である
※黙示録4章11節「主よ、私たちの神よ。あなたは栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方です」のリファレンス。
We've come today to show our love to Him
今日、私たちは主への愛を示すためにここに集った
※安息日(日曜日)の礼拝というSunday Serviceの本来の目的の宣言。
Come on, lift your voice and sing
さあ、声を上げて賛美せよ
※会衆を賛美の座へと招き入れるクワイア・ディレクターの典型的なコール。
[Chorus]
Oh, Lord
おお、主よ
How excellent
なんと素晴らしいことか
How excellent
なんと素晴らしいことか
How excellent
なんと素晴らしいことか
How excellent
なんと素晴らしいことか
Is thy name
あなたの御名(みな)は
※ここまでのコーラス全体が、詩篇8篇1節「O LORD our Lord, how excellent is thy name in all the earth!(主、私たちの主よ。あなたの御名は全地においてなんと素晴らしいことでしょう)」の完全な引用である。同じフレーズを反復することで、神の完全性を力強く強調している。
[Break]
Come on, lift your voice to Him and sing
さあ、主に向けて声を上げ、賛美せよ
[Chorus]
Oh, Lord (How)
おお、主よ(なんと)
How excellent (Nobody like our God)
なんと素晴らしいことか(我らの神に並ぶ者はいない)
※「Nobody like our God」は出エジプト記15章11節やサムエル記下7章22節の「あなたのような方はいない」という神の唯一性(唯一神教)の告白である。
How excellent (Pure in all of his ways)
なんと素晴らしいことか(そのすべての御業は清らかである)
※詩篇145篇17節「主はそのすべての道において正しく、そのすべてのみわざにおいて恵み深い」に基づく、神の完全なる義の賛美。
How excellent (Come on, lift it up to the King)
なんと素晴らしいことか(さあ、王なる神へ賛美を捧げよ)
※「王(King)」は『Jesus Is King』の主題そのものであり、キリストの主権への完全な服従を示す。
How excellent
なんと素晴らしいことか
(Is) Is thy name
あなたの御名は
[Verse]
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
※詩篇8篇1節の後半部分。空間的な制約を超えて神の支配が全世界に及んでいること(Omnipresence)を、リードとクワイアのアンティフォナ(交唱)スタイルで力強く宣言している。
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
Jesus, excellent (Hallelujah)
イエスよ、なんと素晴らしい(ハレルヤ)
※旧約聖書の「主(ヤハウェ)」が、新約聖書の「イエス」へと明確に結びつけられる瞬間。ユダヤ教的賛美からキリスト教的賛美への神学的な接続である。
Is thy name
あなたの御名は
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
In all the Earth (In all the Earth)
全地において(全地において)
Jesus, excellent
イエスよ、なんと素晴らしい
That's the name that heals
その御名こそが、病を癒やす
※使徒の働き3章6節などで、ペテロが「イエス・キリストの名によって」足の不自由な人を癒やした聖書の記述に基づく。イエスの名自体に霊的な権威と力があるという信仰の表れ。
That's the name that delivers
その御名こそが、我らを解放する
※「Deliver」は罪や悪霊からの救出、そしてKanyeにとってはかつて彼を縛っていたメンタルヘルスの不調や世俗的プレッシャーからの霊的解放を意味する。
I tell ya, call it
皆に告ぐ、その御名を呼び求めよ
※ローマ人への手紙10章13節「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」に基づく力強い招き。
Jesus, excellent
イエスよ、なんと素晴らしい
God has given him a name
神は彼(イエス)に御名を与えられた
※ピリピ人への手紙2章9節「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました」の完全な引用。
The name, Jesus
その御名こそ、イエス
※ピリピ書2章10節の「イエスの御名によって、すべてのひざがかがみ」に繋がる、神学的クライマックス。
Jesus, excellent
イエスよ、なんと素晴らしい
Is thy name
あなたの御名は
[Outro]
Hallelujah
ハレルヤ(主をほめたたえよ)
Anybody love that great name?
この偉大なる御名を愛する者はいるか?
※牧師や賛美リーダーが会衆に対して直接応答を求める、黒人教会の伝統的な「アルター・コール(祭壇への招き)」のスタイル。
Anybody love that great name?
この偉大なる御名を愛する者はいるか?
C'mon, praise that great name
さあ、その偉大なる御名を賛美せよ
That great name saved you
その偉大な御名が、あなたを救ったのだ
※使徒の働き4章12節「天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです」に基づく確信の宣言。
That great name healed you
その偉大な御名が、あなたを癒やしたのだ
That great name delivered you
その偉大な御名が、あなたを解放したのだ
Come on, let's praise the great name of Jesus
さあ、イエスの偉大なる御名を共に賛美しよう
※すべての自己(エゴ)が消失し、イエスへの賛美のみが残るSunday Serviceの究極の目的がここで完結する。
Hallelujah, hallelujah
ハレルヤ、ハレルヤ
