Artist: Yeat
Album: ADL
Song Title: Geek Luv
概要
アルバム『ADL (A Dangerous Lyfe)』に収録された「Geek Luv」は、Yeatの根幹を成す「ドラッグ(Geek)」と「愛(Luv)」の境界線が完全に崩壊した狂気的なライフスタイルを描き出すトラックだ。ここでは、ロマンチックな愛は存在せず、すべてが物質的な欲求(Bread/Cheese=金)と化学的な快楽(Sex feel like a drug)に還元されている。Yeatは、自分にすり寄ってくる女性たちが自身の「ライフスタイル」や「ダイヤ(Ice)」目当てであることを完全に冷徹に見透かしながらも、その有毒な共犯関係をゲームのように楽しんでいる。ヘルキャットやマイバッハといった超高級車のフレックスに、パーコセットによるダウナーな視界(Vision so lazy)が混ざり合う本作は、富の頂点における虚無感と、ストリートの享楽主義が極限まで煮詰められたYeat流のアンチ・ラブソングである。
和訳
[Intro]
Uh
アー
[Chorus]
Bitch (Huh, huh)
ビッチ(ハァ、ハァ)
Bitch, I'm way off on the deep end (Huh, huh)
ビッチ、俺は完全に深み(ディープ・エンド)にハマっちまってるぜ。
※「Deep end」はプールの一番深い場所、転じて「正気を失う」「後戻りできない危険な状態」を指す。ドラッグ(Geek)と享楽に溺れきったYeatの現状。
Bitch, I'm way off in the— huh (Outside, outside, outside, outside)
ビッチ、俺は完全に外れたところに…ハァ(アウトサイド、ストリートにいるぜ)。
※「Outside」は単なる屋外ではなく、ストリートの現場やヘイターの目の届く場所で派手に遊んでいる状態を示すAAVE。
The way you move just got me freakin' on you (Outside, outside, oh, yeah, outside, outside)
お前のその動きのせいで、俺は完全に発情(フリーク)しちまったぜ。
※「Freakin' on you」は性的に激しく興奮すること。
Bitch, let's go and make a run (Outside, outside, ooh)
ビッチ、ひとっ走りして稼ぎに行こうぜ。
※「Make a run」はドラッグの取引や金を稼ぐための行動、あるいは単なる深夜のドライブを意味する。
Convertible outside, baby
外にはオープンカー(コンバーチブル)が停まってるぜ、ベイビー。
Yeah, I'm fuckin' on bitches, no maybe
ああ、俺はビッチどもを抱きまくってる、そこに「たぶん」なんてねえよ。
Yeah, I got ice buckets, baby so wet, ah (Ooh, ah)
ああ、アイスバケツ(ダイヤの塊)を持ってる、ベイビーはビショ濡れだぜ。
※「Ice buckets」はシャンパンを冷やすバケツほどの大量のダイヤモンド(Ice)。圧倒的な財力が女性を濡らす(Wet)という露骨なフレックス。
Bad bitch suckin' me crazy, yeah
極上のビッチが狂ったように俺のモノをしゃぶるんだ、ああ。
In the 'Cat, got my vision so lazy, yeah (Ooh, ah)
ヘルキャットに乗ってる、視界は最悪に霞んでるぜ(ウー、アー)。
※「'Cat」はDodge Challenger SRT Hellcat(大排気量のマッスルカー)。「Vision so lazy」はリーン(コデイン)やパーコセットなどのダウナー系ドラッグの影響で目がトロンとし、視界がぼやけている状態。
This bitch take off my top
このビッチが俺のトップ(服)を脱がせる。
※車の「トップ(屋根)」を外すこと(オープンカー)と、女性が服を脱がせることのダブルミーニング。
She gon' make me hot, bitch got me crazy, oh (Ooh, ah)
あいつが俺を熱くさせる、このビッチのせいで狂いそうだぜ、オー。
[Refrain]
Shawty in love with a player, shawty gon'— (Oh)
あの娘はプレイヤー(遊び人)に恋してる、あいつは…(オー)。
※「Player」は複数の女性と遊ぶ男、またはゲーム(ストリートや音楽業界)の勝者。
Heard she in love with the bread, huh, heard she in love with the cheese
あいつがパン(金)に恋してるって聞いたぜ、チーズ(金)に惚れてるらしいな。
※「Bread」も「Cheese」もAAVEにおける現金の代表的なスラング。女性の目当てがYeat本人ではなく、彼の財力であることを冷ややかに見透かしている。
Heard she in love with the lifestyle 'cause everything comin' for free (Oh)
あいつはこのライフスタイルに恋してるんだ、だって全部タダで手に入るからな。
※Yeatとつるんでいれば、VIP待遇、ハイブランド、高級車など、すべてが無料で享受できるというゴールドディガー(金目当ての女)の真理。
She hate when I'm bringin' new ice out 'cause them lights all shinin' on me, uh
俺が新しいダイヤ(アイス)を出すとあいつは嫌がるんだ、だって光が全部俺に集まっちまうからな。
※女性が自分の美貌で目立ちたいにも関わらず、Yeatの強烈なジュエリーの輝きがすべての視線を奪ってしまうという、ラップスター特有のユーモラスなマウント。
[Verse]
And the sex feel like a drug (Ooh, uh)
そしてセックスはまるでドラッグみたいだ(ウー、アー)。
※タイトル「Geek Luv(ガンギマリの愛)」の核心。愛や性行為すらも、ドラッグと同じ「脳内麻薬(ドーパミン)のトリガー」としてしか機能していないという虚無感。
Shawty know she in love, huh
あの娘は自分が恋に落ちてるって分かってるんだ、ハァ。
She know, she know what she doin' (Huh)
あいつは自分が何をしてるか、よく分かってるぜ(ハァ)。
※純粋な恋ではなく、金と快楽のために計算尽くで動いている女性の狡猾さをYeatは見抜いている。
She know, she know what she doin' (Huh)
あいつは確信犯だぜ(ハァ)。
We know, we know what we doin' (Huh)
俺らはお互い、何をしてるか分かってるんだ(ハァ)。
※お互いに利用し合うだけの有毒な関係(Toxic relationship)であることを承知の上で楽しんでいるという共犯関係。
Baby, don't go playin' stupid, oh
ベイビー、バカなフリなんかすんじゃねえよ、オー。
※無知なフリをして自分を騙そうとする女性に対する牽制。
And the sex feel like a drug (Ooh, ah, ah)
セックスがドラッグみてえに効いてくる(ウー、アー、アー)。
Baby, come pull up, oh, goddamn
ベイビー、こっちに来いよ、オー、たまらねえぜ。
[Chorus]
Bitch (Huh, huh)
ビッチ(ハァ、ハァ)
Bitch, I'm way off on the deep end (Huh, huh)
ビッチ、俺は完全に深み(ディープ・エンド)にハマっちまってるぜ。
Bitch, I'm way off in the— huh (Outside, outside, outside, outside)
ビッチ、俺は完全に外れたところに…ハァ(アウトサイド、ストリートにいるぜ)。
The way you move just got me freakin' on you (Outside, outside, oh, yeah, outside, outside)
お前のその動きのせいで、俺は完全に発情(フリーク)しちまったぜ。
Bitch, let's go and make a run (Outside, outside, ooh)
ビッチ、ひとっ走りして稼ぎに行こうぜ。
Convertible outside, baby
外にはオープンカー(コンバーチブル)が停まってるぜ、ベイビー。
Yeah, I'm fuckin' on bitches, no maybe
ああ、俺はビッチどもを抱きまくってる、そこに「たぶん」なんてねえよ。
Yeah, I got ice buckets, baby so wet, ah (Ooh, ah)
ああ、アイスバケツ(ダイヤの塊)を持ってる、ベイビーはビショ濡れだぜ。
Bad bitch suckin' me crazy, yeah
極上のビッチが狂ったように俺のモノをしゃぶるんだ、ああ。
In the 'Cat, got my vision so lazy, yeah (Ooh, ah)
ヘルキャットに乗ってる、視界は最悪に霞んでるぜ(ウー、アー)。
This bitch take off my top
このビッチが俺のトップ(服)を脱がせる。
She gon' make me hot, bitch got me crazy, oh (Ooh, ah)
あいつが俺を熱くさせる、このビッチのせいで狂いそうだぜ、オー。
[Refrain]
Shawty in love with a player, shawty gon'— (Oh)
あの娘はプレイヤー(遊び人)に恋してる、あいつは…(オー)。
Heard she in love with the bread, huh, heard she in love with the cheese
あいつがパン(金)に恋してるって聞いたぜ、チーズ(金)に惚れてるらしいな。
Heard she in love with the lifestyle 'cause everything comin' for free (Oh)
あいつはこのライフスタイルに恋してるんだ、だって全部タダで手に入るからな。
She hate when I'm bringin' new ice out 'cause them lights all shinin' on me
俺が新しいダイヤ(アイス)を出すとあいつは嫌がるんだ、だって光が全部俺に集まっちまうからな。
[Bridge]
Park, park that big truck
停めろ、あのデカいトラックを停めな。
That Maybach big truck
あのマイバッハのデカいトラックをな。
※Yeatの成功の象徴「Maybach GLS 600」。彼の言う「Tonka(重機)」の最高峰である。
I got them Perkies, I'm geekin'
パーコセットを手に入れたぜ、俺はガンギマリだ。
※「Perkies (Percocet)」はオピオイド系鎮痛剤。「Geekin'」はYeatを象徴する言葉で、ドラッグでハイになっている状態。
I got them Perkies, I'm geekin'
パーコセットで完全にトんでるぜ。
Pull up, pull up, pull up, let's do it (Ooh, uh)
車で乗り付けろ、来いよ、やっちまおうぜ(ウー、アー)。
Pull up, pull up, pull up, pull up, pull up, I'm sayin' (Uh)
乗り付けろ、来いよって言ってんだ(アー)。
Pull up, pull up, pull up, pull up, pull up, I'm sayin' (Ooh, uh)
さっさと来いよって言ってんだ(ウー、アー)。
Pull up, pull up, pull up, pull up, pull up, I'm sayin' (Ooh, ooh)
乗り付けろ、早く来いよ(ウー、ウー)。
Pull up, pull up, pull up, pull up, pull up, I'm sayin' (Ooh, yeah, ooh)
来いって言ってんだよ(ウー、イェー、ウー)。
[Outro]
Yeah, uh
イェー、アー。
For real, huh, ha
マジな話だぜ、ハァ、ハッ。
