Artist: Dr. Dre (feat. Ms. Roq & Hittman)
Album: 2001
Song Title: Murder Ink
概要
「Murder Ink」は、Dr. Dreの1999年のアルバム『2001』に収録された、極めてダークでシネマティックなホラーコア・トラックである。前トラックのスキット「The Car Bomb」の爆発音からシームレスにビートが始まり、映画『ハロウィン』を彷彿とさせる不気味なピアノとストリングスがリスナーの緊張感を煽る。本作ではDr. Dre自身はプロデュースに徹し、客演のHittmanとMs. Roqが冷酷非情なプロの暗殺者(ヒットマン)としての視点からラップを展開している。標的を長期間監視し、躊躇なく引き金を引くプロフェッショナルな狂気と、殺人を終えた後に平然と日常へ戻るサイコパス性が生々しく描かれており、アルバムの中で最も血生臭く、背筋が凍るような世界観を持つ一曲である。
和訳
[Verse 1: Hittman]
When darkness be closin' in
暗闇が迫り来る時。
I motivate, with the howlin' wind, With a list of chosen men
吹き荒れる風と共に動き出し、標的のリストを片手に。
Frozen in sin, knowin' that your end is beginnin'
罪に凍りつきながら、自分の終わりが始まったことを悟りな。
Swift silent and deadly
迅速、無音、そして致命的だ。
There's no defending my plots
俺の企てを防ぐ術はねぇ。
I know your every movement – for six months I watch
お前の動きは全て把握してる、半年間も監視してきたからな。
Could've got you at your baby's mother's house, even at your down-low weed spot
お前のガキの母親の家でも、秘密のウィードの取引所でも仕留められたんだぜ。
※「baby's mother」は自分の子供を産んだが結婚していない女性。「down-low」は秘密の、隠れた場所。
But the backdrop, wasn't flattering enough
だが、背景が十分に美しくなかったのさ。
※暗殺を芸術や映画のワンシーンのように捉えているサイコパスな視点。
I didn't want people gathering and stuff
野次馬どもが集まってくるのもウザかったしな。
Snapshots of blood splattering from the snuff
スナッフフィルムみたいに血が飛び散るスナップショット。
※「snuff」は殺人の様子を実際に撮影したとされるスナッフフィルム(殺人ビデオ)のこと。
Here – puff this cig, while I figure which way to split your wig
ほら、このタバコでも吸ってな。俺がどうやってお前の頭をカチ割るか考えてる間にな。
※「split your wig」は頭を撃ち抜く、頭を叩き割るというスラング。
Right now you as nervous, as a Farmer John pig
今のお前は、ファーマー・ジョンの豚みたいにビビりまくってるぜ。
※「Farmer John」はアメリカで有名な豚肉・ソーセージのブランド。屠殺される直前の豚のように恐怖に震えている様子を例えている。
As I dig into my tragic bag, take out the HK
俺は悲劇のバッグに手を突っ込み、HKを取り出す。
※「HK」はヘッケラー&コッホ(Heckler & Koch)社製の銃器。
Twist on the silencer, insert the 30 shot mag
サイレンサーをねじ込み、30発入りの弾倉を装填する。
※「mag」はマガジン(弾倉)。
Bullet stuck to his brain like a magnet
銃弾が磁石みたいにあいつの脳髄に吸い込まれる。
Skull in fragments, I leave the cleanup to Dragnet
頭蓋骨は粉々だ、後始末はドラグネットに任せるぜ。
※「Dragnet」はアメリカの有名な警察ドラマ『ドラグネット』のこと。死体の処理と捜査は警察(サツ)に押し付けるという冷酷なパンチライン。
[Chorus: Hittman]
This is anybody (Murderer)
こいつは誰だろうとお構いなしだ(殺人者)。
To fuckin' everybody (Murderer)
どんなクソ野郎でもな(殺人者)。
Nigga, all y'all (Murderer)
ニガ、お前ら全員だ(殺人者)。
Uh, uh, for real, you'll fuck around and get killed
アー、アー、マジで、ナメた真似すれば殺されるぜ。
This is anybody (Murderer)
こいつは誰だろうとお構いなしだ(殺人者)。
Motherfuckin' everybody (Murderer)
どんなクソ野郎でもな(殺人者)。
Yeah nigga, all y'all (Murderer)
イェー、ニガ、お前ら全員だ(殺人者)。
Uh, uh, for real, you'll fuck around and get killed
アー、アー、マジで、ナメた真似すれば殺されるぜ。
[Verse 2: Ms. Roq]
Peeped all the stash drop and exchange of the dough
現金の隠し場所から札束の受け渡しまで、全部見張ってたわ。
※「stash drop」は麻薬や金の隠し場所。「dough」は金。
Lurkin' through the turf, thinkin' how much it's worth
シマをうろつきながら、どれくらいの価値になるか計算して。
Give 'em chase to the crib and yo, he properly laced
奴の家(クリブ)まで尾行して、完璧に罠にハメてやった。
※「laced」は薬物を混入する意味もあるが、ここでは完全に包囲した、仕留める準備が整ったという意味。
Stepped out the car, put my steel to the side of his face
車から降りて、私のハジキを奴の顔の横に突きつけたの。
※「steel」は銃のこと。
Murder is the fuckin' Case, rob this nigga and shake
殺人がクソみたいな事件になる。このニガから奪い取ってズラかるわ。
※Snoop Doggの楽曲「Murder Was the Case」に引っかけたライン。
The fuckin' spot, 'cause in a few it's gon' be crawlin with cops!
このクソみたいな場所からね。数分後にはサツがウジャウジャ這い回るから!
Who's the bad bitch now? You crept on, paid the piper
今や誰が極悪なビッチかしら?あんたは忍び寄られ、ツケを払わされたのよ。
※「paid the piper」は自分の行動の代償(ツケ)を払うという意味のイディオム。
Who'd've thought a sexy bitch could be a murderous sniper
こんなセクシーなビッチが、殺し屋のスナイパーだなんて誰が想像した?
Detrimental to your health, should've learned your lesson
あんたの健康には有害ね、ちゃんと教訓を学んでおくべきだったわ。
But it's too late nigga bye-bye, better count your blessings
でも遅すぎたわね、ニガ、バイバイ。天に祈る(感謝する)ことね。
I been watchin' you watchin' me, yeah you ballin'
私を見てるあんたを、私はずっと監視してたのよ。ええ、羽振りが良かったわね。
Was, nigga now you finger fucked and steady fallin'
「だった」ってこと。今じゃあんたはハメられて、真っ逆さまに落ちていくのよ。
※「finger fucked」は銃の引き金(finger)を引かれてめちゃくちゃにされること。
A thug wit no love, but bitch niggas die fast
愛を持たないサグ、でもビッチなニガは死ぬのが早いのよ。
Thug niggas die young – oh, what? You thought you would last?
サグなニガは若くして死ぬ。あら、何?自分だけは長生きできるとでも思ったの?
Blast two shots to the dome, slide back to the pad
頭(ドーム)に2発ブチ込んで、自分の部屋(パッド)に滑り戻る。
And jack my nigga off 'til his dick get soft
そして、自分のカレシのモノがフニャフニャになるまでしごいてあげるの。
Resume the wifey boo shit, 'cause yo, my man don't know
良き妻(ワイフィー)のフリを再開するのよ。だって私の男は知らないんだから。
That his bitch is straight ill, serving ass with po'-po'
自分のビッチがマジでイカれてて、サツにケツを向けながら(逃げおおせて)ヤッてるなんてね。
※冷酷な暗殺を実行した直後に、何食わぬ顔で彼氏の元へ帰り性行為に及ぶという、異常なサイコパス性を表現している。
[Chorus: Ms. Roq]
I'm a motherfuckin' (Murderer)
私はマザーファッキンな(殺人者)。
Bitch, this is anybody (Murderer)
ビッチ、これは誰だろうとお構いなしよ(殺人者)。
Yeah, nigga, all y'all (Murderer)
ええ、ニガ、お前ら全員よ(殺人者)。
Uh, uh, for real, you'll fuck around and get killed
アー、アー、マジで、ナメた真似すれば殺されるわ。
I'm a motherfuckin' (Murderer)
私はマザーファッキンな(殺人者)。
Uhh – bitch, this is anybody (Murderer)
アー、ビッチ、これは誰だろうとお構いなしよ(殺人者)。
Yeah, nigga all y'all (Murderer)
ええ、ニガ、お前ら全員よ(殺人者)。
Uh, uh, for real, you'll fuck around and get killed!
アー、アー、マジで、ナメた真似すれば殺されるわ!
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