Artist: Dr. Dre (feat. Snoop Dogg)
Album: 2001
Song Title: The Next Episode
概要
Dr. Dreの歴史的傑作アルバム『2001』を代表する、西海岸ヒップホップの金字塔とも言える特大クラシックである。1992年にリリースされたGファンクの原点となる名曲「Nuthin' But A 'G' Thang」のエンディングで、Snoop Doggが言い放った「次のエピソードへの準備をしておけ(ready for the next episode)」という伏線を、約7年の時を経て見事に回収した続編的な位置づけの楽曲だ。デヴィッド・マッカラムの「The Edge」をサンプリングしたスリリングなビートに乗せ、DreとSnoopがLAストリートのレペゼンとギャングスタ・ライフを痛快に掛け合う。そして楽曲の最後を締めるNate Doggの「Smoke weed every day」というアウトロは、ヒップホップ史に残る最もアイコニックなフレーズの一つとして今なお語り継がれている。
和訳
[Chorus: Snoop Dogg & Kurupt]
La-da-da-da-dah
ラ・ダ・ダ・ダ・ダー
It's the motherfuckin' D-O-double-G (Snoop Dogg)
マザーファッキンなD-O-ダブル-G(スヌープ・ドッグ)の登場だ。
La-da-da-da-dah
ラ・ダ・ダ・ダ・ダー
You know I'm mobbin' with the D-R-E (Yeah, yeah, yeah)
俺がD-R-Eとつるんでるってのは知ってるだろ。(イェー、イェー、イェー)
※「mobbin'」は仲間と一緒に行動する、クルーでつるむことを意味するスラング。
You know who's back up in this motherfucker
このクソヤバい場所に誰が戻ってきたか分かってんだろ。
What? What? What? What?
なんだ?どうした?
So blaze the weed up then (Blaze it up, blaze it up)
ならウィードに火をつけな。(火をつけろ、火をつけろ)
Just blaze that shit up, nigga
さっさとそのクソに火をつけな、ニガ。
Yeah, 'sup, Snoop?
イェー、調子どうだ、スヌープ?
[Verse 1: Snoop Dogg]
Top Dogg, bite 'em all, nigga, burn the shit up
トップ・ドッグが全員に噛みつき、この場を燃え上がらせるぜ、ニガ。
D-P-G-C, my nigga, turn that shit up
D-P-G-Cだ、俺のダチよ、音量を上げな。
※「DPGC」はDogg Pound Gangsta Cripsの略。Snoopが率いる西海岸の強力なクルー。
C-P-T, L-B-C, yeah, we hookin' back up
コンプトン(CPT)とロングビーチ(LBC)、ああ、俺たちがまたタッグを組んだんだ。
And when they bang this in the club, baby, you got to get up
クラブでこの曲がガンガンかかったら、ベイビー、お前も立ち上がらなきゃな。
Thug niggas, drug dealers, yeah, they givin' it up
サグなニガどもも、ドラッグの売人たちも、ああ、みんなリスペクトを示してるぜ。
Lowlife, yo' life, boy, we livin' it up
ろくでなしの人生(ロウライフ)、お前の人生、ボーイ、俺たちはド派手に楽しんでる。
Takin' chances while we dancin' in the party for sure
パーティーで踊りながら、確実にチャンスを掴み取ってやる。
Slipped my ho a forty-fo' when she got in the back do'
俺の女が裏口から入る時、こっそり44口径を渡しておいた。
※クラブのセキュリティ(身体検査)をすり抜けるため、女性に銃を隠し持たせるストリートのリアルな描写。
Bitches lookin' at me strange, but you know I don't care
ビッチどもが俺を変な目で見てるが、俺が気にするわけねぇだろ。
Step up in this motherfucker just a-swangin' my hair
髪を振り乱しながら、このクソヤバい場所に足を踏み入れる。
Bitch, quit talkin', Crip walk if you down with the set
ビッチ、お喋りはやめな。このセット(派閥)に賛同するならクリップ・ウォークを踊れ。
※「Crip Walk」は西海岸のギャング「Crips」に由来する特徴的なステップダンス。
Take a bullet with some dick and take this dope on this jet
銃弾とチンコを食らって、この極上のドープ(クスリ/音楽)をプライベートジェットに持ち込みな。
Out of town, put it down for the Father of Rap
街を出て、「ラップの父」のためにブチかますぜ。
※「Father of Rap」は西海岸のパイオニアであり、プロデューサーのDr. Dreを指す。
And if yo' ass get cracked, bitch, shut yo' trap
もしお前がサツにパクられても、ビッチ、絶対に口を割るんじゃねぇぞ。
Come back, get back, that's the part of success
戻ってこい、立ち直れ、それも成功の一部さ。
If you believe in the S, you'll be relievin' your stress
このS(スヌープ)を信じるなら、お前のストレスも吹っ飛ぶだろうよ。
[Chorus: Snoop Dogg, Dr. Dre & Kurupt]
La-da-da-da-dah
ラ・ダ・ダ・ダ・ダー
It's the motherfuckin' D-R-E (Dr. Dre, motherfucker; What? What? What? What?)
マザーファッキンなD-R-Eの登場だ(ドクター・ドレーだ、マザーファッカー。なんだ?どうした?)
La-da-da-da-dah
ラ・ダ・ダ・ダ・ダー
You know I'm mobbin' with the D-O-double-G
俺がD-O-ダブル-Gとつるんでるってのは知ってるだろ。
[Verse 2: Dr. Dre & Snoop Dogg]
Straight off the fuckin' streets of C-P-T
C-P-Tのクソみたいなストリートからの直行便だ。
King of the beats, you ride to 'em in your Fleet (Fleetwood)
ビートの王様さ、お前らも自分のフリートウッドに乗ってこの曲を流すだろ。
※「Fleet」はキャデラック・フリートウッド(Cadillac Fleetwood)。ローライダー文化で愛される代表的な車種。
Or Coupe DeVille rollin' on dubs
それか、ダブズを履かせたクーペ・デビルで転がすか。
※「Coupe DeVille」もキャデラックの車種。「dubs」は20インチ以上の大口径ホイールを指すスラング。
How you feel? Whoopty whoop, nigga what?
気分はどうだ?フープティ・フープ、なんだコラ?
※「Whoopty whoop」は「なんちゃらかんちゃら」といった意味のない囃子言葉や、ブラッズ(Bloods)の掛け声にも通じる西海岸特有のスラング。
Dre and Snoop chronic'd out in the 'lac (In the 'lac)
ドレーとスヌープがキャデラックの中でクロニックを吸ってガンギマリさ。(キャデラックの中でな)
※「chronic'd out」は最高級のマリファナ(クロニック)を吸ってハイになっている状態。「'lac」はキャデラックの略。
With D.O.C. in the back, sippin' on 'gnac (Yeah)
後部座席にはD.O.C.がいて、コニャックをすすってるぜ。(イェー)
※「D.O.C.」はThe D.O.C.。Dr. Dreの右腕として活躍したN.W.A.時代からの盟友。「'gnac」はコニャック(Cognac)。
Clip in the strap, dippin' through hoods (What hood?)
銃に弾倉を装填して、フッドをクルージングする。(どこのフッドだ?)
※「strap」は銃。「dippin'」は車で流す(クルージングする)こと。
Compton, Long Beach, Inglewood
コンプトン、ロングビーチ、イングルウッド。
South Central out to the West Side (West Side), it's California Love
サウス・セントラルからウェストサイドまで(ウェストサイド)、これがカリフォルニア・ラブさ。
※盟友2Pacの代表曲「California Love」へのオマージュであり、西海岸全域へのレペゼンを示している。
This California bud got a nigga gang of pub
このカリフォルニア産のハッパのおかげで、俺はクソほど注目を集めてる。
※「bud」はマリファナの蕾。「gang of pub」のpubはpublicity(知名度、宣伝)。大麻(The Chronic)によって莫大な名声を得たこと、または単純にこの上質なマリファナが話題になっていることを指す。
I'm on one, I might bail up in the Century Club
最高にハイな気分だ、センチュリー・クラブにでも繰り出すかもな。
※「I'm on one」はハイになっている、または無双状態であることを意味する。「Century Club」は当時LAにあった高級ナイトクラブ。
With my jeans on, and my team strong
ジーンズを穿いて、最強のチームを引き連れてな。
Get my drink on and my smoke on
酒を飲んで、ハッパを吸いあげる。
Then go home with somethin' to poke on ('Sup, bitch?)
そして、ヤれそうな女をお持ち帰りするのさ。(調子どうだ、ビッチ?)
※「poke on」は性行為(突く)を意味するスラング。
Loc, it's on for the two-triple-oh
おい、2000年(ツー・トリプル・オー)に向けて幕開けだ。
※「Loc」は仲間(Loco)を呼ぶ西海岸のスラング。「two-triple-oh」は2000(2と0が3つ)のこと。
Comin' real, it's the next episode
リアルにカマすぜ、これが「次のエピソード(The Next Episode)」さ。
[Outro: Nate Dogg]
Hold up, hey
待てよ、ヘイ。
For my niggas who be thinkin' we soft, we don't play
俺たちがヤワになったと思ってるニガどもへ、俺らは遊びでやってんじゃねぇんだよ。
We gon' rock it 'til the wheels fall off
俺たちは車輪が外れるまで(死ぬまで)ロックし続けるぜ。
Hold up, hey
待てよ、ヘイ。
For my niggas who be actin' too bold, take a seat
イキがってるニガどもへ、そこへ座ってろ。
Hope you ready for the next episode
次のエピソードへの準備ができてることを祈るぜ。
Hey, hey, hey, hey
ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ。
Smoke weed every day
毎日ウィードを吸いな。
※Nate Doggの美声によって放たれる、ヒップホップ史に残る名パンチライン。Gファンクのアンセムを締めくくる完璧なアウトロである。
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