Artist: Dr. Dre (feat. Xzibit & Big Tray Deee)
Album: 2001
Song Title: Lolo (Intro)
概要
「Lolo」とは、西海岸のヒップホップ・カルチャーを象徴するカスタムカー「ローライダー(Lowrider)」のスラングである。本作は、Dr. Dreが1999年にリリースした歴史的クラシックアルバム『2001』の幕開けを飾るスキット(寸劇)だ。ハイドロリクス(油圧システム)の作動音と共に、極限までカスタムされたローライダーに乗ってドレーが登場するシーンが描かれている。XzibitとBig Tray Deeeのストリート感溢れるやり取りを通して、車体の見えない裏側までクロームメッキを施すというローライダー特有の美学や、バンパーを擦るほどの過激なホッピング技術が描写されている。西海岸の王たるドレーの堂々たる帰還を演出しており、最後にKuruptが放つ一言から、そのまま次曲「The Watcher」へとシームレスに繋がる完璧なイントロダクションである。
和訳
[Instrumental Intro]
[Skit: Xzibit & Tray Deee]
Goddamn, hey wassup, nigga?
やべぇな、おい、調子はどうだ?
Oh, shit
おお、マジかよ。
Wassup?
どうした?
Hey, that motherfucker clean
おい、あの車クソ渋ぇな。
※「clean」はヒップホップ・スラングで「カッコいい」「洗練されている」「ピカピカにカスタムされている」状態を指す。ここでは登場したローライダーの完璧な仕上がりを絶賛している。
Who was that?
誰だあれ?
Hey, that's Dre, nigga, that's the–
おい、ドレーだぜ、あれは…
Look at that shit
見てみろよ、あれ。
Hangin' that motherfucker, goddamn
がっつりホッピングさせてやがる、やべぇ。
※「Hangin'」はローライダーのハイドロリクス(油圧式サスペンション)を操作し、車体を極限まで持ち上げたり斜めにキープしたりする高度なテクニックを指している。
That nigga chromed out up under that motherfucker
あいつ、車体の下までクロームメッキでピカピカにしてやがるぜ。
※「chromed out」はパーツをクロームメッキ加工で装飾すること。ローライダー文化では、外から見えにくいシャーシや足回りまでクロームで仕上げることが究極のステータスとされる。
Hangin' on the bumper, X!
バンパー擦るくらいぶち上がってんな、エックス!
※車体を高く跳ね上げすぎた結果、リアバンパーが地面に擦れる(scraping the bumper)ほどの過激なハイドロ操作を表現している。「X」は同乗しているXzibit(エグジビット)の愛称。
Hey, hang that shit
いいぞ、もっとやれ!
[Outro: Kurupt]
What up, Dr. Dre?
調子はどうだい、ドクター・ドレー?
※ここでKurupt(クラプト)がドレーに声をかけ、重低音のビートと共にそのままシームレスに次曲「The Watcher」へと接続される完璧なアルバムの幕開けである。
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