UGMKM

Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Let Me Ride - Dr. Dre (feat. Jewell) 【和訳・解説】

Artist: Dr. Dre (feat. Jewell)

Album: The Chronic

Song Title: Let Me Ride

概要

1992年にリリースされたDr. Dreの歴史的ソロデビューアルバム『The Chronic』からの第3弾シングルであり、1994年のグラミー賞で「最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス賞」を受賞したG-Funkの金字塔である。P-Funkの総帥ジョージ・クリントン率いるParliamentの名曲『Mothership Connection (Star Child)』のコーラスを大胆にサンプリングし、地を這うようなベースラインとジェームス・ブラウンのドラムブレイクを見事に融合させている。1964年型シボレー・インパラに乗り込み、デイトン製のワイヤーホイールを輝かせながらロサンゼルスのストリートをクルージングする情景を描写。ローライダー文化や西海岸特有のギャングスタ・ライフスタイルを世界中に決定づけた、ヒップホップ史に残るクラシックだ。

和訳

[Intro: Snoop Dogg & Lady Levi]
Biatch
ビッチ。

Eeeh, wha'ppen nuh, baby?
ねえ、どうしたの、ベイビー?
※ジャマイカのパトワ語のアクセントによる女性(Lady Levi)の語りかけ。

You look good inna ya car, eeh
その車に乗ってるあなた、イケてるわね。

Longtime mi watch ya and mi wah chat to ya
ずっと見てたの、お話したかったわ。

And ya a gwaan like ya nuh wah chat to me
でもあなたは私と話したくないみたいに振る舞ってる。

So wha'ppen Dre, tell 'em weh di fuck a gwaan nuh
だからDre、どうなってんのか奴らに教えてやってよ。

[Verse 1: Dr. Dre]
Creepin' down the back street on D's
裏通りをD's(デイトン)履かせてゆっくりと流す。
※「D's」はローライダーに人気の高級ワイヤーホイールブランド「Dayton(デイトン)」のこと。西海岸のカーカルチャーを象徴するアイテムである。

I got my Glock cocked 'cause niggas want these
俺のグロックはいつでもぶっ放せるぜ、ニガどもが俺のモンを奪おうと狙ってるからな。

No soon as I said it, seems I got sweated
そう言った途端に、案の定目をつけられたみたいだ。

By some nigga with a TEC-9 tryin' to take mine
TEC-9を持ったニガが、俺の車を奪おうとしてきやがった。
※「TEC-9」は安価で入手しやすかった半自動拳銃。当時のストリート・ギャングの間で頻繁に使用されていた。

You wanna make noise? Make noise
騒ぎを起こしてえのか? やってみろよ。

I make a phone call, my niggas comin' like the Gotti boys
俺が電話一本入れりゃ、俺のダチがゴッティ・ボーイズみたいに駆けつけるぜ。
※「Gotti boys」はニューヨークのマフィア、ガンビーノ一家のボスであるジョン・ゴッティとその部下たちを指す。圧倒的な組織力を誇示している。

Bodies bein' found on Greenleaf
グリーンリーフ通りで死体が発見されることになる。
※「Greenleaf」はコンプトンを東西に走る実在の通り「Greenleaf Boulevard」のこと。

With their fuckin' heads cut off, motherfucker, I'm Dre
頭をスッパリ切り落とされた状態な、クソ野郎。俺はDre様だぜ。

So listen to the play-by-play, day-by-day
だからこの日々の実況中継(プレイ・バイ・プレイ)をよく聞きな。

Rollin' in my four with sixteen switches
16個のスイッチを積んだ64年型(インパラ)でクルージングする。
※「four」は1964年型シボレー・インパラ。「sixteen switches」はローライダーのハイドロリクス(車高調整システム)を操作するための大量のスイッチ。複雑な車体アクションを可能にする高級カスタムの証である。

And got sounds for the bitches
ビッチどものために最高のサウンドシステムも積んでるぜ。

Clockin' all the riches, got the hollow points for the snitches
大金を稼ぎ出し、チンコロ野郎(スニッチ)のためにはホローポイント弾を用意してある。
※「hollow points」は着弾時に弾頭が広がり、標的に致命傷を与える殺傷能力の高い弾丸。

So won't you just walk on by? 'Cause I'm too hard to lift
だからそのまま素通りしな。俺をパクる(持ち上げる)のは難易度が高すぎるぜ。

And no, this ain't Aerosmith
言っとくが、これはエアロスミスじゃねえぞ。
※Aerosmithの1975年のヒット曲『Walk This Way』や彼らのロックサウンドに掛けて、「俺の音楽はそんな軟弱なもんじゃない(ハードコアなヒップホップだ)」と対比させている。

It's the motherfuckin' D-R-E from the CPT
CPT(コンプトン)から来た、あのD-R-Eだ。

On a rhymin' spree, a straight G
ライムを連発する、混じりっけなしのギャングスタさ。

Hop back, as I pop my top, you trip
後ろに飛び乗りな、俺がコンバーチブルの屋根(トップ)を開ければ、お前はトリップする。

I let the hollow points commence to pop, pop, pop
ホローポイント弾をポン、ポン、ポンとぶっ放してやる。

Yeah, 'cause if it don't stop
あぁ、だってもし奴らが止まらねえなら、

I'll have to put my shit in reverse, go back and take another spot 'cause I'm
ギアをバックに入れて、もう一発ブチ込むためにポジションを取り直さなきゃならねえ。だから俺は、

[Pre-Chorus: Snoop Dogg & Dr. Dre]
Rollin' in my six-four
俺の64年型インパラで流してる。

What all the niggas sayin'?
ニガどもはなんて言ってる?

[Chorus: Jewell & Ruben Cruz, Dr. Dre]
Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (Hell yeah)
降りてこい、愛しのチャリオット(馬車)よ。止まって俺を乗せてくれ。(あぁ、最高だ)
※P-Funkの金字塔、Parliamentの『Mothership Connection (Star Child)』からの引用。元々は黒人霊歌『Swing Low, Sweet Chariot』(天国への救済を歌ったもの)に由来するが、Dreはそれを「最高にクールなローライダーでのドライブ」というストリートの文脈に変換している。

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (What all the niggas sayin'?)
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。(ニガどもはなんて言ってる?)

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (Hell yeah)
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。(あぁ、最高だ)

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。

[Verse 2: Dr. Dre, Dr. Dre & Snoop Dogg]
Just another motherfuckin' day for Dre, so I'll begin like this
Dreにとってのいつもの最高な一日さ、だからこうやって始めるぜ。

No medallions, dreadlocks or black fists
メダリオンも、ドレッドヘアも、黒い拳(ブラックパワー・サリュート)も必要ねえ。
※東海岸を中心としたネイティブ・タン派やコンシャス・ラップの象徴的なスタイル(アフリカ回帰主義や政治的メッセージ)を否定し、西海岸のリアルなギャングスタ・スタイルを強調している。

It's just that gangster glare with gangster raps
あるのはギャングスタの鋭い眼差しと、ギャングスタ・ラップだけだ。

That gangster shit makes a gangs of snaps, uh
そのギャングスタ・シットが、山のようにお札(snaps)を稼ぎ出すんだ。

Word to the motherfuckin' streets
このクソリアルなストリートに誓ってな。

And word to these hyped-ass lyrics and dope beats
そして俺がブチかます、このハイプなリリックとドープなビートに誓ってな。

That I hit you with, that I get you with
これでお前を打ちのめし、お前を虜にするんだ。

As I groove in my four on D's, hittin' the switches
D'sを履いた64年型でグルーヴしながら、ハイドロのスイッチを弾く。

Bitches, relax, while I get my proper swerve on
ビッチども、リラックスしてな。俺が完璧なハンドルさばき(スワーヴ)を見せる間にな。

Bumpin' like a motherfucker, ready to get my serve on
ウーファーをガンガンに鳴らしながら、俺の仕事をブチかます準備は万端だ。

But before I hit the dope spot
だが、ドープな場所(溜まり場)に行く前に、

Gotta get the chronic, the Rémy Martin and my soda pop
極上のハッパ(chronic)とレミーマルタン、それにソーダを手に入れなきゃな。
※「chronic」はDreがアルバムタイトルにもした高品質なマリファナのスラング。「Rémy Martin」は高級コニャックで、ストリートでの成功と贅沢の象徴。

Now I'm smellin' like Indonesia
今じゃ俺はインドネシアの匂いをプンプンさせてるぜ。
※インドネシア産の強力なマリファナの香りが染み付いていることを意味する。

Bus stop full of fly bitches and skeezers
バス停にはイケてるビッチや尻軽女(スキーザー)が溢れてる。

On my dick 'cause my four on hit
俺のイチモツに群がってくるのさ、俺の64年型がバッチリ決まってるからな。

Pancake, front and back, side to side, and all that shit
パンケーキ、フロント・アンド・バック、サイド・トゥ・サイド、そんな動きを全部カマすんだ。
※ハイドロリクスによるローライダーの車体アクションの名称。「Pancake」は四輪同時に車高を下げること。「Front and back」は前後、「Side to side」は左右に車体を揺らす技術。

So when I crawl, I comes correct
だから俺がゆっくり這う(クロール)ように走る時、完璧にキメてるってことさ。

Now if your bitch in my shit, it's your bitch you check, nigga
もしお前の女が俺の車に乗ってるなら、お前は自分の女を問い詰めるこったな、ニガ。

Now let the Chevrolet slide
さあ、このシボレーを滑らせよう。

As I dip and make a trip to the south side, yeah
車体を沈ませながら(dip)、サウスサイドへ旅に出るぜ、あぁ。

[Pre-Chorus: Snoop Dogg & Dr. Dre]
Rollin' in my six-four
俺の64年型インパラで流してる。

What all the bitches sayin'?
ビッチどもはなんて言ってる?

[Chorus: Jewell & Ruben Cruz, Dr. Dre]
Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (Hell yeah)
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。(あぁ、最高だ)

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (What all the motherfuckin' bitches sayin'?)
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。(クソビッチどもはなんて言ってる?)

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride (Know what I'm sayin'?)
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。(俺の言ってることがわかるか?)

Swing down, sweet chariot, stop and let me ride
降りてこい、愛しのチャリオットよ。止まって俺を乗せてくれ。

[Verse 3: Dr. Dre, Dr. Dre & Snoop Dogg]
Check this out
よく聞きな。

The sun went down when I hit Slauson
スローソン通りに出る頃には、陽が沈んでた。
※「Slauson Avenue」はロサンゼルスのサウスセントラルを貫く主要道路。

On my way to the strip, now I'm just flossin'
ストリップ(繁華街)に向かう途中、俺はただ見せびらかして(フロス)るだけさ。

Checkin' my rearview 'cause niggas, they will do
バックミラーを確認するぜ、ニガどもがやりかねないからな。

Jack moves, black fools 'cause I smack fools
カージャックをな。馬鹿な黒人どもめ、俺が引っぱたいてやる。

Tryin' to set me up for a two-eleven
俺を211(強盗)にハメようとしやがるが、

Fuck around and get caught up in a one-eight-seven
ちょっかい出してくれば、187(殺人)に巻き込まれることになるぜ。
※「211」はカリフォルニア州刑法における強盗、「187」は殺人を意味する警察の無線コード。ギャングスタ・ラップの頻出語彙。

But I don't represent no gangbang
だが俺は特定のギャングをレペゼンしてるわけじゃねえ。

Some niggas like lynchin', but I just watch 'em hang
リンチ(首吊り)を楽しむニガもいるが、俺は奴らが吊るされるのをただ見てるだけさ。

So on and so on, why don't you let me roll on?
とまあ、そんなこんなで。俺にこのまま走らせてくれないか?

I remember back in the days when I used to have to get my stroll on
昔、自分の足で歩き回らなきゃならなかった日々を思い出すぜ。

Didn't nobody wanna speak
誰も俺に声をかけようともしなかった。

Now everybody peepin' out they window when they hear me beatin' up the street
今じゃ俺がストリートに重低音を響かせれば、誰もが窓から覗き込んでくる。

Is it Dre? Is it Dre?
あれはDreか? Dreなのか?ってな。

That's what they say every single motherfuckin' day
来る日も来る日も、奴らはそう言って騒ぎ立てるんだ。

Yo, but I ain't trippin', I'm just kickin' it
でもな、俺は調子に乗っちゃいねえ。ただリラックスして楽しんでる(キックしてる)だけさ。

While my D's keep spinnin' and these hoes keep grinnin', I'll be
俺のD's(デイトン)がスピンし続け、ビッチどもが笑顔を浮かべ続ける限り、俺はこうしてるぜ。

[Pre-Chorus: Snoop Dogg & Dr. Dre]
Rollin' in my six-four
俺の64年型インパラで流してる。

What everybody sayin'?
みんななんて言ってる?

[Chorus: Jewell & Ruben Cruz, Parliament-Funkadelic, Dr. Dre]
Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride (Hell yeah)
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。(あぁ、最高だ)

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride (What everybody sayin'?)
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。(みんななんて言ってる?)

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride (Hell yeah)
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。(あぁ、最高だ)

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。

Swing down (Swing down), sweet chariot, stop (I wanna ride) and let me ride
降りてこい(降りてこい)、愛しのチャリオットよ。止まって(俺も乗りたいわ)俺を乗せてくれ。

 

The Chronic

The Chronic

  • アーティスト:Dr. Dre
  • UNIVERSAL MUSIC GROUP
Amazon