Artist: SZA
Album: SOS
Song Title: I Hate U
概要
2021年にSoundCloud上で突如匿名でゲリラリリースされ、TikTokを通じて瞬く間にバイラルヒットを記録した後、正式リリースを経て2ndアルバム『SOS』に収録された大ヒット・シングルである。自分を雑に扱う元恋人への激しい怒りや憎悪(I Hate U)と、それでもなお肉体的な繋がりや温もりを求めてしまうどうしようもない未練が、極めて赤裸々に綴られている。自己嫌悪に陥りながらも「あなたも私と同じくらい苦しめばいいのに」と毒を吐くそのリアルな心理描写は、SZAのストーリーテリングの真骨頂であり、現代R&Bにおける究極の「ラブ&ヘイト・アンセム」として圧倒的な共感を集めた。
和訳
[Verse 1]
I be so sick of you niggas, y'all contradicting
男たちにはウンザリ、あんたたち矛盾してばっかりだし。
I be so bored with myself, can you come and fuck me?
自分のことにも飽き飽きしてるの、ねえ、うちに来てヤッてくれない?
※相手への嫌悪感と、孤独を埋めるための肉体的な欲求が同居する、SZA特有のToxicな矛盾した心理を一行で表現している。
I feel so ordinary, sad when you around me
あなたと一緒にいると、自分がすごく平凡に感じて悲しくなる。
Treat me like corduroy, wear me out
コーデュロイみたいに扱って、私をボロボロに着古してよ。
※「wear out」は「服を着古す、ボロボロにする」と「人を疲れ果てさせる」のダブルミーニング。コーデュロイ生地のように何度も擦り切れるまで消費される自分を自嘲している。
Arguments, you air me out
喧嘩になったら、あなたは私の秘密をバラして(air out)非難するじゃない。
※「air out」は不満や秘密を公の場で晒し上げる、激しく非難するというスラング。
Tripping 'bout your whereabouts
あなたがどこにいるのか気になって、おかしくなりそうだし。
I can't keep no conflict with you, boy, can we just rub it out?
あなたと揉めたままなんて無理なのよ、ボーイ、ただこすり合わせて(揉め事を)消し去れないかな?
※「rub out」は「消しゴムで消す、揉め事を解決する」という意味に加えて、性的な行為(rub)で関係を修復しようとするダブルミーニングである。
I don't want no static with you, you know you my plug
あなたと揉め事(静電気)なんて起こしたくないの、あなたが私の売人(プラグ)だってわかってるでしょ。
※「static」は静電気や摩擦から転じて「揉め事」を指す。「plug」はドラッグの供給源(売人)。彼という存在が、彼女にとって依存性の高いドラッグのようなものであることを示している。
And I can't shake this habit, no
この悪癖(あなたへの依存)、どうしても断ち切れないのよ。
[Pre-Chorus]
I've been up, baby
ずっと起きてるの、ベイビー。
Heavy reminiscin'
思い出にどっぷり浸っちゃって。
Heavy on the missing you
あなたのことが、痛いほど恋しくて。
Wish it was different than what it was (Oh, no)
こんな結末じゃなきゃよかったのにって願ってる。(あぁ、最悪)
I've been up, baby
ずっと夜更かししてるの、ベイビー。
Lost in the lie of us
私たちの「嘘」の中に迷い込んじゃった。
Lost, ain't no findin' us
迷子なの、もう「私たち」を見つけることなんてできない。
I've been up, baby
ずっと眠れないのよ、ベイビー。
[Chorus]
And if you wonder if I hate you (I do)
私があなたのこと憎んでるかって?(ええ、憎んでる)
Shitty of you to make me feel just like this
私にこんな惨めな思いをさせるなんて、あんたってホント最悪。
What I would do to make you feel just like this
あんたにも全く同じ気分を味わわせるためなら、私なんだってするのに。
And if you wondered if I hate you (Fuck you)
私があなたのこと憎んでるかって?(ふざけんな)
Shitty of you to make me feel just likе this
私にこんな思いをさせるなんて、本当に最悪。
What I would do to make you feel just like this
あんたにも同じ気分を味わわせてやりたいわ。
[Verse 2]
Used to bе too solid 'til you scrambled me
あなたにめちゃくちゃにされる(scrambled)までは、私もっとしっかり(solid)してたのに。
※「solid(固い、安定した)」と「scrambled(スクランブルエッグのようにかき混ぜられた、混乱した)」という対義語を用いた巧みな言葉遊び。精神状態が崩壊していく様を表現している。
Used to be your rider, you mishandle me
あなたの最高の相棒(ライダー)だったのに、あなたは私を雑に扱った。
Used to be nonviolent 'til you ambushed me
あなたに騙し討ち(ambush)されるまでは、私、非暴力主義だったのに。
Now I'm out here wildin' with you
今じゃこうして、あなたと一緒に荒れてる(wildin')わけよ。
Now I'm out here, silent treatment, that mean no permission (No)
今はこうして無視(サイレント・トリートメント)してる。つまり、あなたを許さないってこと。(ダメよ)
Missionary gettin' boring, can you switch positions? (Yeah)
正常位(ミッショナリー)はもう飽きた、体位を変えてくれない?(イェー)
※身体の「体位」を指すと同時に、常に受け身で一方的に傷つけられてきた現在の「関係性のポジション」を逆転させたいという願望のメタファーでもある。
Hard to save your soul, you don't ever listen, no (No)
あなたの魂を救うのなんて無理ね、だって私の言うことなんて全然聞かないんだから。(でしょ)
[Pre-Chorus]
I've been up, baby
ずっと起きてるの、ベイビー。
Heavy reminiscin'
思い出にどっぷり浸っちゃって。
Heavy on the missing you
あなたのことが、痛いほど恋しくて。
Wish it was different than what it was (Oh, no)
こんな結末じゃなきゃよかったのにって願ってる。(あぁ、最悪)
I've been up, baby
ずっと夜更かししてるの、ベイビー。
Lost in the lie of us
私たちの「嘘」の中に迷い込んじゃった。
Lost, ain't no findin' us
迷子なの、もう「私たち」を見つけることなんてできない。
I've been up, baby
ずっと眠れないのよ、ベイビー。
[Chorus]
And if you wonder if I hate you (I do)
私があなたのこと憎んでるかって?(ええ、憎んでる)
Shitty of you to make me feel just like this
私にこんな惨めな思いをさせるなんて、あんたってホント最悪。
What I would do to make you feel just like this
あんたにも全く同じ気分を味わわせるためなら、私なんだってするのに。
And if you wondered if I hate you (Fuck you)
私があなたのこと憎んでるかって?(ふざけんな)
Shitty of you to make me feel just like this
私にこんな思いをさせるなんて、本当に最悪。
What I would do to make you feel just like this
あんたにも同じ気分を味わわせてやりたいわ。
