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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Lights On - Tyler, The Creator (feat. Ryan Beatty & Santigold) 【和訳・解説】

Artist: Tyler, The Creator (feat. Ryan Beatty & Santigold)

EP: Music Inspired by Illumination & Dr. Seuss’ The Grinch

Song Title: Lights On

概要

本作は、タイラー・ザ・クリエイターが2018年にリリースした、3Dアニメ映画『グリンチ』にインスパイアされたホリデーEPに収録されている一曲だ。サンティゴールド(Santigold)とライアン・ビーティ(Ryan Beatty)を客演に迎え、ホリデーシーズン特有の「帰省のドタバタ」をテーマにしている。雪によるフライトの欠航、遅延、レンタカーでの渋滞といったトラブルに見舞われながらも、愛する人が待つ家へ向かう焦燥感と愛情を、ポップで温かみのあるシンセサウンドに乗せて歌い上げている。タイラーのプロデューサーとしての引き出しの多さと、日常のフラストレーションをロマンチックなクリスマス・ソングへと昇華させるソングライティング能力が光る楽曲である。

和訳

[Verse 1: Santigold]
Snow is falling, it's on the ground
雪が降ってる、地面に積もってるぜ。

First delayed but it's cancelled now
最初は遅延だったのに、今じゃ欠航(キャンセル)だ。

Late to the train broke myself off
電車にも遅れて、マジでボロボロ(骨が折れる)だぜ。
※broke myself off=「自腹を切る」「身を粉にして無理をする」などの意味。ここでは悪天候の移動で体力やお金を消耗している様子。

Am I getting closer? Now am I getting closer?
近づいてるのか? 今、少しは近づいてるのか?

Taking the streets, I'm moving slow
道を歩いてるけど、進みが遅え。

Sure made a sweat now, what's there to lose?
汗だくになっちまった、これ以上失うもんもないだろ?

I just wanna get there before you go
お前がいなくなる前に、そこに着きたいんだ。

I hope I'm getting closer
近づいてるといいんだけどな。

I hope I'm getting closer
近づいてるといいんだけどな。

[Chorus: Santigold]
Leave the lights on
明かりをつけたままにしておいてくれ。
※Lights on=家で待つ人が灯す明かりやクリスマスのイルミネーション。帰る場所があるという安心感の象徴。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

Lights on
明かりをつけておいて。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

Unlock the door
ドアの鍵を開けておいてくれ。

I'm coming, I'm coming
今行くから、帰るからな。

No matter how far
どんなに遠くても。

Leave the lights on
明かりをつけたままにしておいてくれ。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

[Verse 2: Ryan Beatty & Tyler, the Creator]
I'll be there in the morning
朝には着くよ。

I'll be there before you know it
あっという間に着くはずさ。

Going fast as I can
できるだけ急いでるんだけど、

But the traffic is bad
渋滞がひどくてさ。

And my rental is slow
しかもレンタカーが遅えんだ。

I'm coming, I'm coming
帰るから、今帰ってるからな。

I'm coming home
家に帰るぜ。

You on my team, I can't be alone
お前は俺のチームだ、一人になんてなれねえよ。

You hear that ring, I pick up the phone
ベルが鳴るのが聞こえるだろ、俺が電話に出るぜ。

Car, a plane, a walk, a train
車でも、飛行機でも、徒歩でも、電車でも。

No matter which way baby, I'm coming home
どんな手段を使ってもさ、ベイビー、家に帰るぜ。

Wish that I could press fast forward
早送りのボタンを押せたらいいのにな。

To the part where I get there
俺がそこに着く場面までさ。

Seeing all the lights on
すべての明かりが灯ってるのを見る場面まで。

[Chorus: Santigold]
Leave the lights on
明かりをつけたままにしておいてくれ。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

Lights on
明かりをつけておいて。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

Unlock the door
ドアの鍵を開けておいてくれ。

I'm coming, I'm coming
今行くから、帰るからな。

No matter how far
どんなに遠くても。

Leave the lights on
明かりをつけたままにしておいてくれ。

It may take a while but I'm coming home
少し時間がかかるかもしれないけど、家に帰るから。

[Verse 3: Tyler, the Creator]
Bar is low, texts slow
電波は弱えし、メッセージの送信も遅え。
※Bar is low=携帯電話のアンテナ(電波状況)が悪いことと、物事の「期待値・ハードルが低い」ことを掛けた言葉遊び。

No goodbyes, no xo
さよならは無しだ、ハグとキス(xo)も無し。

My flight delay, no echo (Echo, echo, echo)
俺のフライトは遅延、エコー(反響)は無し。

Hurry 'cause the plan's urgent
急がなきゃな、この計画は緊急事態だから。

I'm trying to get home like the man's version
男バージョンみたいに、家に帰ろうとしてるぜ。

Emergency until I see you
お前に会うまでは緊急事態(エマージェンシー)だ。

And then you can hold mine like a hand surgeon
そしたら、お前は俺の手を握れるぜ、手の外科医みたいにな。
※hand surgeon=外科医のように慎重に、そして大切に手を握り合う様子をタイラーらしいユーモアで表現している。

But let me take your bow off
でも、お前のリボン(bow)を外させてくれよ。
※bow=クリスマスプレゼントのリボンと、恋人の服や装飾の隠喩。

Wooly knits, Prada hat so I can show off
ウールのニットにプラダの帽子、俺が見せびらかせるようにな。

You my gift that I can't get until I get to that front door
お前はあの玄関のドアに着くまで手に入らない、俺のプレゼント(ギフト)なんだ。

It's fluorescent if I leave with the lights on
明かりをつけたまま去るなら、蛍光灯(fluorescent)みたいに眩しいぜ。
※fluorescent=蛍光・発光。クリスマスのイルミネーションの輝きと、愛する人と過ごす時間の輝きを重ねている。

[Outro: Tyler, the Creator]
Yeah, leave the lights on
ああ、明かりはつけたままにしておいてくれ。

 

Lights On (feat. Ryan Beatty & Santigold)

Lights On (feat. Ryan Beatty & Santigold)

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