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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Window - Tyler, The Creator (feat. Domo Genesis, Frank Ocean, Hodgy & Mike G) 【和訳・解説】

Artist: Tyler, The Creator (feat. Domo Genesis, Frank Ocean, Hodgy & Mike G)

Album: Goblin

Song Title: Window

概要
本楽曲は、タイラー・ザ・クリエイターのアルバム『Goblin』(2011年)の終盤に配置された、約8分にも及ぶサイコロジカルな大作だ。架空のセラピストであるDr. TCが、精神的に不安定なタイラーを心配してOdd Futureのメンバーたちをカウンセリングルームに呼び集めたという設定で物語が進行する。前半はDomo Genesis、Frank Ocean、Hodgy、Mike Gが次々とマイクリレーを展開し、グループの成功(「世界の頂点にいる」)を誇示するが、タイラーのヴァースでは急激な名声への戸惑いや昔の友人との軋轢、メディアからの批判に対する苛立ちが爆発する。そしてアウトロでは、タイラーが突如としてメンバー全員を銃殺してしまうという衝撃的な結末を迎え、彼の中の狂気(Tron Cat)が完全に主導権を握ったことを示す、アルバムのストーリーにおいて最も陰惨で重要なターニングポイントとなる楽曲である。

和訳
[Intro: Tyler, The Creator as Dr. TC]
Tyler, we, uh... I-I know it's short notice, but I... I-I brought all your friends here
タイラー、その…急な知らせなのは分かっているが…君の友人たちを全員ここに連れてきたんだ。

For some reason, I couldn't get a hold of Taco and Jasper
どういうわけか、タコとジャスパーには連絡がつかなかったんだがね。
※前のトラック「Bitch Suck Dick」のアウトロでタイラーが発砲した銃声とリンクしており、2人がすでに彼に殺されている(あるいは撃たれて逃げた)ことを示唆している。

But, I just brought all your friends here to talk to you
でも、君と話すために、他の友人たちを連れてきたんだ。

Because they're, they're really worried 'bout you
彼らは、君のことを本当に心配しているからね。

And I thought it would be better if they could talk to you
彼らが君と直接話した方が良いと思ったんだよ。

[Verse 1: Domo Genesis]
It was all a dream, I used to read Complex magazines
すべては夢だった。昔は『Complex』誌を読んでたっけな。
※The Notorious B.I.G.のクラシック「Juicy」の有名な冒頭「It was all a dream, I used to read Word Up! magazine」のオマージュ。

When I rhyme, I'm tryna get pictures in High Times
俺がライムする時、目指してるのは『High Times』誌に写真が載ることだ。
※High Times=大麻カルチャーの専門誌。DomoはOFきってのスモーカーである。

Smoke trees and see my dreams hanging in the skyline
ハッパ(木)を吸って、スカイラインに浮かぶ自分の夢を眺める。

Swanton bomb off the bed into a fine dime
ベッドからスウォントーン・ボムで極上のイイ女にダイブする。
※Swanton bomb=プロレスラーのジェフ・ハーディーの必殺技(空中技)。fine dime=10点満点(最高)の美女。

In my mind, I'm just tryna smoke the finest
心の中じゃ、俺はただ最高級のウィードを吸って、

And get high sticking bad heinas in vaginas
ハイになって、イカした女(heina)のヴァギナに突っ込むことしか考えてねえ。
※heina=ヒスパニック系(チカーノ)のスラングで「魅力的な女性」のこと。

I'm the flyest when it come to this, fire when I come to spit
これに関しては俺が一番イケてるし、ラップを吐けば火を吹くぜ。

I am getting higher when the lighter comes in front of this
この顔の前にライターが来りゃ、俺はもっとハイになる。

I'm a stoner, yeah, yeah, yeah, you get the picture now
俺はストーナーだ、イェー、これで状況が掴めただろ。

Thirty-thousand feet gon' make it hard for me to simmer down
高度3万フィートにいたら、冷静になる(シマーダウンする)のは難しいぜ。
※飛行機で飛び回るスターの生活と、大麻で極限までハイ(High)になっている状態を掛けている。

Another flight, another beat, another city, wow
また次のフライト、次のビート、次の街へ。ワオ。

Thus, another couple bitches crying when I kick 'em out
そしてまた、俺が追い出したビッチどもが数人泣いてるってわけだ。

[Chorus: Domo Genesis]
Where we at? Where we at?
俺たちはどこにいる? 今どこだ?

Where we at? Where we at?
俺たちはどこにいる? 今どこだ?

We on top of the world, where we at?
俺たちは世界の頂点にいるぜ、そうだろ?

We on top of the world, where we at?
俺たちは世界の頂点にいるぜ、そうだろ?

[Verse 2: Frank Ocean & Tyler, The Creator]
And five minutes from suicide, I biked it to the park
自殺する5分前、俺は自転車で公園へ向かった。
※フランク・オーシャンの内省的でメランコリックな語り口。

I walked onto the block, met a guy, burgundy 'Preme snap-back (Wolf)
ブロックを歩いていると、バーガンディ色のSupremeのスナップバックを被った男に出会った。(ウルフ)
※タイラー(Wolf Haley)との出会いの描写。

Hurling himself at cars, and flirting with blonde Cadillacs (Ah)
そいつは車に身を投げ出し、ブロンドのキャデラックとイチャついてた。(アァ)
※タイラーの破滅的で狂気じみた行動。

All was gray, all was gray, Frankie had the blues in fact
すべてが灰色だった、すべてが灰色。実際のところ、フランキー(俺)は憂鬱(ブルース)だったんだ。

Bunch of pale hipster girls, pretty, but they booty flat
青白い顔をしたヒップスターの女の子たち。可愛いけど、ケツは平らだったな。
※Odd Futureのライブに集まり始めた白人のサブカル系ファンのステレオタイプな描写。

Teenage males, couldn't tell I was going through it
10代のガキどもには、俺が辛い時期を過ごしてるなんて分からなかっただろうよ。

Had a wallet full of cream, Amex Green, Bimmer almost black
財布には現金(クリーム)がパンパンで、アメックスのグリーンカード、ほぼ黒のBMW(ビーマー)に乗ってた。
※C.R.E.A.M.=Cash Rules Everything Around Me(金がすべて)の略。Wu-Tang Clanのスラング。

Parked in front the studio Bastard's recorded at
『Bastard』をレコーディングしたスタジオの前に駐車したんだ。

Earl, Gilbert, Tyler, Hodgy, Domo, Left, Taco, Nakel
アール、ギルバート、タイラー、ホッジー、ドモ、レフト、タコ、ナケル。

Sydney, Lionel, Juan, Michael, Jasper, Hal and Matt
シドニー、ライオネル、フアン、マイケル、ジャスパー、ハル、それにマット。
※Odd Futureの主要メンバーや関係者たち(Syd, L-Boy, Mike Gなど)のファーストネームを羅列している。

Bet I'm missing several, but I had to bring that pattern back
何人か抜けてるだろうけど、このパターン(初期の絆)を取り戻したかったんだ。

We live inside a house that says "Fuck 'em" on the welcome mat
俺たちはウェルカムマットに「あいつらクソ喰らえ」って書いてある家に住んでるんだよ。
※社会やアンチに対する彼らの反逆的なスタンス。

Deep inside the ear canals of Bill O'Reilly's daughter, that's where I'm at (Where we at?)
ビル・オライリーの娘の耳の奥深く、それが俺たちのいる場所だ。(俺たちはどこだ?)
※Bill O'Reilly=ヒップホップを批判していた保守派のコメンテーター。彼が忌み嫌う自分たちの音楽が、皮肉にも彼の娘の耳(iPodなど)にまで届いているという痛快なパンチライン。

[Chorus: Frank Ocean]
Now, where we at? Where we at?
さあ、俺たちはどこにいる? 今どこだ?

Ah, Wolf Gang, where we at? (Wolf Gang)
あぁ、ウルフ・ギャング、俺たちはどこにいる?(ウルフ・ギャング)

[Verse 3: Hodgy]
Swell motions get promotions, to my whole team
最高の波に乗って、俺のチーム全体がプロモーション(昇進)を手に入れる。

Hell, yeah, I smoke weed 'cause I like to go green
あぁそうさ、俺はウィードを吸う、エコに生きる(go green)のが好きだからな。
※go green=「環境に配慮する」という意味と、「マリファナ(緑)を吸う」を掛けたジョーク。

Professor Beats educates, niggas let me proceed
プロフェッサー・ビーツが教育してやる、ニガども、俺に先へ進ませろ。
※自身の別名義。

Shine chandelier bright might give you nose bleeds
シャンデリアみたいに眩しく輝いて、お前らに鼻血を出させるかもしれないぜ。
※自分のジュエリーの輝き(Ice)と、高み(標高が高い=鼻血が出る)にいることを掛けている。

We at Randy's ordering that 306
俺たちはランディーズ・ドーナツにいて、306(ドーナツのセットか何か)を注文してる。

Milk and glaze is the greed gold mix
ミルクとグレーズド、それが強欲な黄金のミックスだ。

Me, your bitch is comin' along, yeah, she hum to my song
俺だよ、お前のビッチもついてきてるぜ、ああ、彼女は俺の曲をハミングしてる。

Singing like they were for her, but they were for the blur
まるで自分のために歌われてるみたいにな、でもそれはただのぼやけた記憶のためだ。

No longer, but we were in premature, immature
もう終わったことだけど、俺たちは早熟で、未熟だったんだ。

She's unsure, I'm for sure, blouse and dress and my shirt
彼女は迷ってるが、俺は確信してる。ブラウスとドレスと、俺のシャツ。

On the floor then pick it up, out the door, door
床に脱ぎ捨てて、拾い上げて、ドアの外へ出ていく。

Chased, an imaginary friend, a reverie absorption
追いかけられる、架空の友達、空想への没頭。

Impregnate the dream until it has an abortion
夢を妊娠させて、それが中絶されるまでな。
※奇妙でグロテスクなHodgyらしい言葉遊び。

[Chorus: Hodgy]
Where we at? Where we at? Where we–
俺たちはどこにいる? 今どこだ? どこに…

We on top of the world, on top of the world
俺たちは世界の頂点にいるぜ、世界の頂点にな。

Nigga, top of the world
ニガ、世界の頂点だ。

[Verse 4: Mike G]
Everything they say I'd never have, I'm seein'
連中が「お前には絶対に手に入らない」と言ったものを、俺は今全部見てる。

Now, I bet they see we ballin' like All-Star Weekend
今頃連中も、俺たちがオールスター・ウィークエンドみたいにハデに遊んでるのを見てるだろうよ。

Always been the most cool, they chase our shade
俺はずっと一番クールだった。連中は俺たちの影を追いかけてるのさ。

They say life switches pace when you got shit made
成功を掴んだ時、人生のペースが変わるって言うだろ。

So I'm just tryna get paid, don't you remember the days
だから俺はただ金を稼ごうとしてるんだ。あの頃の日々を覚えてるか?

When your dreams were the only thing that kept you sane?
自分の夢だけが、正気を保つための唯一のものだった日々を。

And too often they think that they could stop me
そして連中は頻繁に、俺を止められると思いやがる。

Now every show we makin' half a Maserati
今じゃ一回のショーで、マセラティ(高級車)の半額くらいは稼いでるんだぜ。

And the only thing blocking me is paparazzi
そして今、俺の行く手を阻むのはパパラッチだけだ。

Now it's gold Rolex's if they try to clock me
連中が俺の時間を計ろう(clock)とするなら、今じゃゴールドのロレックス(時計)を使うんだな。
※clock me=「俺を監視する/目を付ける」と「時計」を掛けたMike Gらしい滑らかなパンチライン。

Everything stay in the box like fighters in hockey
すべてはボックス(ペナルティボックス)に留まる、ホッケーの乱闘者みたいにな。

Miss me if you're thinking we slack, work hard
俺たちが怠けてるなんて思ってるなら的外れだぜ、必死に働いてるんだ。

I got the world sayin' every single Friday is black
俺は世界中に、「毎週金曜日はブラック(フライデー)だ」って言わせてるのさ。
※Black Friday=大安売り(大成功・大金が動く日)と、彼ら自身が黒人であることを掛けている。

Took your bitch, you ain't getting her back, 'cause she know
お前のビッチを奪ったぜ、もう取り戻せないよ。だって彼女は知ってるからな。

[Chorus: Mike G, Tyler, The Creator]
Where we at, nigga? Where we at, nigga?
俺たちはどこにいる、ニガ? 今どこだ、ニガ?

Uh, we on top of the world, on top of the world
あぁ、俺たちは世界の頂点にいるぜ、世界の頂点にな。

Where we at, where we at, niggas? Where we at?
俺たちはどこにいる、どこにいるんだ、ニガ? どこだ?

Where the fuck we at, man? Y'all niggas don't know me, huh
俺たちは一体どこにいるんだよ? お前ら俺のことを分かってねえな。
※ここからTylerのヴァースに切り替わり、成功を喜ぶメンバーたちのトーンから一転して苛立ちを露わにする。

Where we at?
どこにいるって?

[Verse 5: Tyler, The Creator]
Down to fucking Earth, huh? Down to fucking Earth, huh?
クソみたいな現実(地球)に落ちてきたんだよ、あぁ? 現実にな。
※メンバーたちが連呼していた「On top of the world(世界の頂点)」に対する皮肉なアンサー。「Down to Earth」は「地に足がついている」という意味もあるが、ここでは「頂点から現実世界に引き戻された」というニュアンス。

Fuck everybody, here goes some extra girth, Sir
全員クソ喰らえだ、ここに追加の太さ(ディック)をくれてやるよ、先生。

You fucking critics are making my nerves hurt
お前らクソ評論家どもが、俺の神経を逆撫でしてんだよ。

Since I'm saying, "Fuck everybody," I guess that I'm a fucking pervert
「全員クソ喰らえ(全員とヤる)」って言ってるから、俺はクソみたいな変態ってわけだ。

My window is a book, and I'm a fucking crook
俺の窓は本で、俺はクソみたいな泥棒だ。
※外界を見る窓(Window=Macの対義語であり、知的な視座のメタファー)と、MacBookの画面を掛けている。

Stealing phones to call home, but the line is off the hook
家に電話をかけるために電話を盗むが、受話器は外れたままだ(誰とも繋がらない)。

My mom ain't paid the bill, guess I can't pay it either
オフクロは電話代を払ってねえし、たぶん俺も払えねえよ。

I ain't signed a fucking deal yet
俺はまだクソみたいな契約(メジャーディール)にサインしてないんだからな。

But when I do, Clancy and David are taking percentages
でももしサインしたら、クランシーとデイヴィッドが何パーセントか持っていくんだろうな。
※Christian ClancyとDavid Ali=Odd Futureのマネージャーたち。彼らへの不信感というより、ビジネスに巻き込まれることへの不安の吐露。

That could pay the whole fucking city's mortgage
その額なら、街全体のクソみたいな住宅ローンを払えるくらいだぜ。

Hopefully, I make a lot of porridge from tourin' in fucking Oregon
オレゴンをツアーで回って、たっぷりのおかゆ(金)を稼げるといいんだがな。
※porridge=お金を指すスラング。

From playing piano organs and hopefully, I can pay the bill
ピアノのオルガンを弾いて、上手くいけば、俺が請求書を払えるかもしれない。

Shit is getting real, people begin to feel
状況はマジになってきて、連中はこう感じ始めてやがる。

Like I'm changing, but they're complaining, making big fucking deals
「俺が変わっちまった」ってな。でも文句を言ってるのは連中の方だ、クソみたいに大騒ぎしやがって。

About some shit, they bitch and pout
下らねえことで愚痴をこぼして、ふてくされてる。

"Can we get backstage, man?" — No, faggot, it's sold out
「バックステージに入れてくれないか?」—無理だね、オカマ野郎、ソールドアウトだ。
※昔の友人や都合よくすり寄ってくる連中への冷酷な拒絶。

"Come on, why you holding out? I thought we was boys
「おいおい、なんで出し惜しみすんだよ? 俺たちダチだと思ってたのに。

Without me, you wouldn't be Tyler, The Creator, you're from the Dirty
俺がいなきゃ、お前はタイラー・ザ・クリエイターになんてなれなかっただろ。お前はダーティ(フッド)の出身なんだからな。

I can tell whenever you perform, a leopard can't change its spots"
お前がパフォーマンスする時はいつも分かるぜ、ヒョウは自分の斑点を変えられない(三つ子の魂百まで)ってな」

But I'm a fucking unicorn — "Whatever, man"
でも俺はクソヤバいユニコーンだぜ。—「勝手にしろよ」
※タイラーの「俺は他の奴ら(豹などの既存の枠組み)とは違う唯一無二の存在だ」という主張に対し、友人が呆れて去っていく描写。

[Verse 6: Tyler, The Creator]
Look, you can't stop me, I'm going full Monty
見ろよ、誰も俺を止められない。俺はフル・モンティ(全裸/すべてを曝け出す)でいくぜ。
※映画『フル・モンティ』からの引用。

Fuck that, I'm Hitler, everyone's a fucking Nazi
そんなのクソ喰らえだ、俺はヒトラーで、お前らは全員クソみたいなナチスだ。
※自分がリーダー(独裁者)であり、盲目的に従うファンや周りの人間をナチスに例える極端なホラーコア的メタファー。

Wolf Gi-di-dang, you be roaming where the fox be
ウルフ・ギャング、お前らはキツネがいる場所をうろついてる。

And I be where, anybody cares
そして俺は、誰もが気にする場所にいるんだ。

I try to preach, "Fuck age, live dreams and have fun"
俺は説教しようとしてるんだ。「年齢なんてクソ喰らえ、夢を生きて、楽しもうぜ」ってな。

"Here's some 'Give a Fuck' cake" — Oh, maybe I should have some
「ほら、『気に病む』ケーキだよ」—あぁ、少しもらった方がいいかもな。

"Asshole, have none"
「クソ野郎、一切やるもんか」
※自分の中の良心と、すべてを拒絶する悪意(Tron Cat)が脳内で葛藤している。

How can I wake up on the wrong side of the bed, when I don't even fucking have one?
ベッドすらないのに、どうやって「ベッドの反対側から起き上がる(機嫌悪く起きる)」ことができるってんだ?
※「wake up on the wrong side of the bed」は「朝から機嫌が悪い」という慣用句。そもそも安らげる場所(ベッド)がないという孤独の吐露。

("Shit, I don't know")
(「クソ、知らねえよ」)

And when I'm on that stage, I feel important
そしてあのステージに立っている時だけ、自分が重要な存在だって感じるんだ。

A whole fucking assortment of children that's taking Ritalin
リタリン(ADHDの薬)を飲んでるガキどもの、クソみたいな詰め合わせセットさ。
※Odd Futureのライブに集まる、精神的に不安定な若者たちの群れ。

Because the teacher said that the therapist wasn't feeling him
だって、教師が「セラピストはお前を理解していない」って言ったからな。

You gotta be fucking kidding me
ふざけんなよ。

In school, I was a zero, now I'm every boy's hero, and they fear it
学校じゃ俺はゼロ(負け犬)だったのに、今じゃすべての少年のヒーローだ。そして大人たちはそれを恐れてる。

You can hear it when that little fuck is reciting my lyrics, yeah, rebel nigga
あのクソガキが俺のリリックを暗唱してるのを聞けば分かるだろ、ああ、反逆者だぜ。

Cheer it, dead parents everywhere, it's smelling like teen spirit
歓声を上げろ、そこら中に死んだ親どもが転がってて、ティーン・スピリットの匂いがするぜ。
※Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」の引用。親世代(既存の権威)を殺し、若者の怒りを代弁するグランジ的なアイコンとしての自覚。

Okay, fuck it, Elvis has left the building
オーケイ、もうどうでもいい。エルヴィスは建物から出た(ショーは終わりだ)。
※「Elvis has left the building」=ショーの終了を告げる有名なアナウンス。ここから彼の完全な暴走が始まる。

[Outro: Tyler The Creator, Hodgy, Tyler, The Creator as Dr. TC]
[Gunshots]
[銃声]

Fuck, take this
クソッ、これでもくらえ。

Nigga, what the f— (Hodgy)
ニガ、一体何を—(ホッジー)

Nigga, what the fuck are you doin'? You just gon'—
ニガ、何してんだよ!? お前、ただ—

Nig— hold on, hold on, nigga, can— (I'm sorry)
ニガ—待て、待ってくれ、ニガ、頼む—(ごめんな)

Ayy, nigga, all the shit that we been through, can we just fuckin' talk about this? (I'm sorry)
おい、ニガ、俺たちが一緒に乗り越えてきたこと全部、話し合えないのかよ!?(ごめんな)

Nigga, you just gon' shoot me in my mouth—?
ニガ、俺の口を撃ち抜くつもりか—!?

[Gunshot]
[銃声]
※タイラーが仲間たちを次々と射殺する凄惨なシーン。

I'm sorry, fuck, the fuck did I just do? Fuck, ah, shit
ごめん、クソッ、俺は一体何をやったんだ? クソ、あぁ、シット。
※殺害直後、我に返りパニックに陥るタイラー。

Tyler, (Fuck, man) Tyler, give me the gun
タイラー、(クソ、なぁ)タイラー、私に銃を渡しなさい。

(Ah, fuck) Give me the gun (The fuck, man? The fuck?)
(あぁ、クソッ)私に銃を渡すんだ。(何なんだよ? どうなってんだ?)

It's gonna be alright (Ah, fuck man, I'm fucked, I'm so fucked, ah, shit)
大丈夫だ。(あぁ、クソ、俺は終わりだ、完全に終わった、あぁ、クソ)

It's fine, Tyler, believe me
大丈夫だよ、タイラー。私を信じなさい。

I don't know why the f— I don't know what the fuck I was thinking, man, I don't f—
なんでこんな…自分が何を考えてたのか全く分からねえんだ、なぁ、俺は…

It's gonna be okay (Oh, fuck, dude, M— Ah)
すべて上手くいくさ。(おぉ、クソ、おい、マ—アァ)

I gotta hide the fuckin— I can't hide the fuckin' bodies
隠さなきゃ…この死体どもを隠しきれねえよ。

I'm here to help
私は君を助けるためにここにいる。

I'm your friend
私は君の友人だ。

(Now w—) You were supposed to fuckin' help me
(今さら…)あんたは俺を助けてくれるはずだったじゃねえか!

I'm here to help you, Tyler (The fuck?)
私は君を助けるためにここにいるんだよ、タイラー。(クソッ)

Calm down, I'm here to help you (Fuck, fuck)
落ち着きなさい、私は君を助けるためにここにいる。(クソ、クソッ)

I'm your friend
私は君の友人だ。

You're in your good space with me
君は私と一緒に、安全な場所にいるんだよ。

We'll figure all of this out
我々でこの事態をすべて解決しよう。

You don't have to worry about a thing
君は何も心配する必要はないんだ。
※Dr. TCの不気味なほどの冷静さが、この惨劇が「タイラーの脳内で起きた妄想(別人格による支配)」であることを強く示唆し、アルバムのクライマックスである最終曲「Golden」へと繋がっていく。

 

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