Artist: Shenseea & Myke Towers
Album: METRO BOOMIN PRESENTS SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE
Song Title: Infamous (Spider-Verse Remix)
概要
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のサウンドトラックに収録された本作は、ジャマイカのダンスホール・クイーンShenseeaと、プエルトリコ出身のラテントラップ界のスターMyke Towersによるアッパーな異文化ミクスチャー・チューンだ。「Infamous(悪名高い)」というタイトルの通り、周囲の噂やヘイターを意に介さず、圧倒的なスピードで成功(金)を掴み取るハッスル精神を歌い上げている。ジャマイカのパトワ語とスペイン語が交差するアグレッシブなレゲトン/ダンスホール・ビートは、主人公マイルス・モラレスのルーツであるアフロ・ラテンのカルチャーを見事に体現している。次元を縦横無尽に駆け抜けるスパイダーマンたちの疾走感と、ストリートのタフなバイブスが完璧に融合したバンガーである。
和訳
[Intro]
Infamous, infamous
悪名高き、インファマス
Get back, man, yeah, we infamous
下がってな、ああ、アタシたちは悪名高いんだから
[Break]
(インストゥルメンタル)
[Verse 1: Shenseea]
I'ma need it now, 'cause I need it on time (Yeah)
今すぐ必要なんだ、時間通りにキッチリ頼むわ(イェー)
Money spread fast like the rumors online (Yeah)
ネットの噂みたいに、金があっという間に広がる(増える)のさ(イェー)
Double up again, made it twice without tryin' (Yeah)
また倍にするわ、大して努力しなくても2倍稼いじゃうのよ(イェー)
Dolla sign on my mind
ドルマーク(金のこと)で頭がいっぱいさ
Pon up di road, hot like pepper
道に繰り出すわ、ペッパーみたいに超ホットにね
※Pon up di road=パトワ語で「upon the road(ストリートへ出る)」。hot like pepperはジャマイカのパトワ表現で、最高にイケている状態や危険なほど魅力的な様子を指す。
Come and a-go, bad gyal big stepper
来ては去っていく、バッド・ギャルでビッグ・ステッパーよ
※bad gyal=Bad Girlのパトワ語。芯のある自立したタフな女性。big stepper=ストリートで堂々と歩みを進める大物のこと。
Stop for the bag, I'll meet up on the way
バッグ(金)のために立ち止まる、途中で合流するわ
※bagは「大金」を指すストリートスラング。
Straight in a motion, gotta make a play
まっすぐに行動を起こす、勝負に出なきゃね
※make a play=金を稼ぐための計画を実行に移すこと。
Hurry up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up
急いで、早く、早く、早く、早く
Hurry up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up, up
急いで、早く、早く、早く、早く
Woo
ウー
[Break: Myke Towers]
Jajaja
ハハハ
※スペイン語圏における笑い声の表記(英語のHahahaに相当)。
Myke Towers, baby
マイク・タワーズだぜ、ベイビー
[Verse 2: Myke Towers]
Oh, no, mira quién llegó
オー、ノー、誰が来たか見てみろよ
※mira quién llegó=スペイン語で「Look who arrived(誰が到着したか見ろ)」。
Le picó la araña y el veneno se regó
クモに噛まれて、毒が全身に回ったぜ
※スパイダーマンの誕生起源(放射性のクモに噛まれる)に触れつつ、ストリートでのヤバい影響力や自分の音楽の熱狂(毒)が広がっていく様子を重ねている。
Trepando parede' mira cómo se elevó
壁をよじ登って、どうやって高みへ行ったか見てみな
※Trepando parede=「climbing walls」。スパイダーマンのアクションと、ラッパーとしてのサクセスストーリーを見事に掛けている。
Dinero de más еn la funda que se llevó
余るほどの金を袋(バッグ)に詰め込んで持ち去ったのさ
Sirili, oh-oh-oh
シリリ、オー・オー・オー
Si hay monеy vo-o-oy
金があるなら、俺は行くぜ
No lo deje' para mañana, hazlo ho-o-oy
明日に先延ばしにするな、今日やるんだ
Cada vez que me lo pida se lo do-oy-oy
彼女が求めるなら、いつだって与えてやるさ
Y más si lo mueve al ritmo del dembo-o-ow
デンボウのリズムに合わせて腰を振るなら、なおさらな
※dembow(デンボウ)はレゲトンやダンスホールの基礎となる、ラテン音楽特有のリズム・ドラムパターンのこと。
Ello' roncan, ello' roncan, ello' roncan que son duro'
あいつらは吠える、あいつらは吠える、自分がタフ(最高)だって吠えまくってる
※roncan (roncar)は直訳すると「いびきをかく」だが、プエルトリコのスラングでは「虚勢を張る」「デカい口を叩く」の意味。ヘイターやフェイクなラッパーたちを揶揄している。
Ello' roncan, ello' roncan, ello' roncan que son duro'
あいつらは自分がタフだって吠えまくってる
Ello' roncan, ello' roncan, ello' roncan que son duro'
あいつらは自分がタフだって吠えまくってる
Pero no, oh-oh, sí
でも違うんだな、オー・オー、そうさ
[Outro: Myke Towers]
Oh, oh
オー、オー
Young Kingz, baby
ヤング・キングスだぜ、ベイビー
※Myke Towersの所属レーベルであり、自身のクルー名「Young Kingz」のシャウトアウト。
Ponle, ponle
かませ、かませ
※Ponleは「put it on」や「play it(曲をかけろ・ビートを流せ)」の意。場を盛り上げるラテン特有の掛け声。
Ponle, ponle
かませ、かませ
Vamo'
行くぜ
※Vamosの省略形。「Let's go」の意味。
Oh
オー
Ah
アー
