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Givin’ Up (Not The One) - Don Toliver, 21 Savage & 2 Chainz 【和訳・解説】

Artist: Don Toliver, 21 Savage & 2 Chainz

Album: METRO BOOMIN PRESENTS SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE

Song Title: Givin’ Up (Not The One)

概要

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のサウンドトラックに収録された、重厚な決意とサバイバル精神を歌い上げた一曲である。プロデューサーのHonorable C.N.O.T.E.によるダークで緊張感のあるビートの上で、Don Toliverが「絶対に諦めない」というエモーショナルなフックを歌う。21 Savageと2 Chainzは、それぞれの過酷なストリートでの生い立ちと、現在の成功に至るまでのハングリー精神をスパイダーマンの重圧とリンクさせている。また、曲の随所にミゲル・オハラ(スパイダーマン2099)の「犠牲」に関する冷酷なセリフがサンプリングされており、ヒーローとしての宿命とラッパーとしての覚悟が交差するシネマティックなバンガーとなっている。

和訳

[Intro: Oscar Isaac]
But I'm not like the others
「だが俺は他の奴らとは違う」
※映画に登場するスパイダーマン2099ことミゲル・オハラ(声:Oscar Isaac)のセリフのサンプリング。

I don't always like what I have to do (Honorable C.N.O.T.E.)
「自分がやらなきゃならないことを、いつも好んでやってるわけじゃない」(オノラブル・Cノート)
※()内は本楽曲のプロデューサーであるHonorable C.N.O.T.E.のプロデューサータグ。

But I know I have to be the one to do it
「でも、自分がそれをやるべき人間だってことは分かってるんだ」

I've given up too much to stop now
「ここで立ち止まるには、あまりにも多くのものを犠牲(ギブアップ)にしてきすぎた」
※give upは「諦める」と「犠牲にする」のダブルミーニング。マルチバースの秩序を守るため、愛する者を失う運命(カノン・イベント)を受け入れてきた彼の悲痛な覚悟を示している。

[Chorus: Don Toliver]
I can't be the one here givin' up
ここで諦めるような男にはなれねえ

I'm not the one here givin' up (No)
俺はここで投げ出すような奴じゃない(絶対に)

Time heals all, but I can't feel what it was
時が全てを解決するって言うけど、あの時の感覚はもう思い出せねえんだ

If you were me, you wouldn't give up
もしお前が俺の立場なら、お前だって諦めたりしないはずさ

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

[Verse 1: 21 Savage]
Woah, woah
ウォオ、ウォオ

Every obstacle I overcame
立ち塞がる障害はすべて乗り越えてきた

Pushed through it, I ain't pointin' blame
突き進んだんだ、誰かのせいにしたりはしねえ

Kept my focus
ひたすら集中し続けた

Every time they tried to hold me back I broke up out they chains
奴らが俺を引きずり降ろそうとする度に、その鎖を断ち切ってやったぜ

Reached the top and still remained the same
頂点に立っても、俺の芯は変わらねえ

Hit the bottom, get up, no complain
どん底に落ちても、文句ひとつ言わずに立ち上がるのさ

Walk on the stage and they yell my name
ステージに立てば、みんなが俺の名前を叫ぶ

They doubt me, but I always do my thing
奴らは俺を疑うが、俺はいつだって自分のやるべきことをやるだけさ

'Cause they count on me (21)
だって、みんなが俺を頼りにしてるからな(21)

I got a family to feed (21)
俺には食わせなきゃならない家族がいるんだ(21)

Duckin' the envy and greed (On God)
嫉妬や強欲からは身をかわすぜ(神に誓って)

Street smart, but I still read (On God)
ストリートの知恵はあるが、今でも本は読むぜ(神に誓って)
※Street smart(ストリートでのサバイバル術や機転)だけでなく、常に本を読んで知識を取り入れる(read)姿勢を示している。暴力的なイメージとは裏腹な21 Savageの知的な一面。

Give birth to heroes, I breed (21)
ヒーローを生み出す、俺が育て上げるんだ(21)

I smell a win and get tea (21)
勝利の匂いを嗅ぎつけて、利益を手に入れるぜ(21)
※teaはスラングで「噂話、情報」の意味もあるが、ここでは勝利の果実や報酬の比喩。

Let down the top, feel the breeze (Straight up)
車のルーフを下ろして、風を感じるんだ(マジで)

How you gon' give up on me? (On God)
どうして俺を見限れるんだ?(神に誓って)

How you just give up on we? (21)
どうして俺たちを諦められるんだよ?(21)

I'd never quit, though
けど、俺は絶対に辞めないぜ

Got a house now, I started with a brick, though (Facts)
今じゃ立派な家を持ってるが、最初は1つのレンガから始まったんだぜ(事実さ)
※brickは建築用の「レンガ」と、1キロのコカインの塊を指すストリートスラングのダブルミーニング。ドラッグディールの底辺から這い上がって豪邸を建てたサクセスストーリー。

Say you hungry, all you wanna do is sit, though (Facts)
ハングリーだって言うくせに、お前はただ座ってるだけじゃねえか(事実さ)

I'm a leader, I'll show you how to fish, though (21)
俺はリーダーだ、魚の釣り方を教えてやるよ(21)
※「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」という有名な格言の引用。安易に金を与えるのではなく、自立を促すボスのスタンス。

If you want it, there's some things you gon' miss, though (21)
何かを手に入れたいなら、失うもの(逃すもの)もあるってことだ(21)

I got goals everybody ain't built for (21)
俺には、誰もが耐えられないようなデカい目標があるんだ(21)

I ain't stoppin' 'til I get what I'm here for (On God)
ここにいる目的を果たすまで、俺は止まらねえ(神に誓って)

[Chorus: Don Toliver]
I can't be the one here givin' up
ここで諦めるような男にはなれねえ

I'm not the one here givin' up (No)
俺はここで投げ出すような奴じゃない(絶対に)

Time heals all, but I can't feel what it was
時が全てを解決するって言うけど、あの時の感覚はもう思い出せねえんだ

If you were me, you wouldn't give up
もしお前が俺の立場なら、お前だって諦めたりしないはずさ

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

[Verse 2: 2 Chainz]
Yeah, 2 Chainz
イェー、2チェインズ

Love me or love me not, link at the gamma spot
俺を愛そうが愛すまいが、ガンマ・スポットで落ち合おうぜ
※gamma spotは放射線のガンマ線(スパイダーマンの能力の起源である放射性の蜘蛛を連想させる)や、特別な待ち合わせ場所の比喩。

Up front, we work, that was a hand-me-down
最前線で俺たちは働く、それはお下がり(受け継がれたもの)だったのさ

I wasn't stunned, I'll make 'em stand around
俺は怯んだりしなかった、奴らを棒立ちにさせてやるぜ

I got a stick with a bandana 'round (Ah)
バンダナを巻いたスティックを持ってるぜ(アー)
※stickはアサルトライフルや拡張マガジン付きの銃を指すスラング。

Never gave up on me, I own your favorite OG
俺のことは絶対に見限るな、お前のお気に入りのOG(大物)も俺の掌の上さ

Make your baby OD when she on me
お前の女が俺の上に乗ったら、OD(オーバードーズ)させちまうぜ

Told him, "In my time," just so you know I ain't lyin'
あいつに言ってやった、「俺の時代にはな」ってな、俺が嘘をついてないって分からせるために

I bought my whole clique, some new Rollies
俺の仲間全員に、新しいロレックスを買ってやったんだ

Alone, never lonely
一人でいるが、決して孤独じゃねえ

Rock with the real, never phony
本物とだけつるむ、偽物(フォニー)とは絶対につるまねえ

Do 24 like I'm Kobe
コービーみたいに、背番号24でやり切るぜ
※NBAの伝説的選手コービー・ブライアントの背番号「24」と、24時間休まずハッスルすることを掛けたヒップホップ特有のワードプレイ。

My superhero, was goated
俺のスーパーヒーローは、史上最高(GOAT)だったんだ

It was the street that had molded me
俺を形作ったのは、このストリートさ

I got a caught in a web (Web)
クモの糸(ウェブ)に引っ掛かっちまった(ウェブ)
※スパイダーマンの能力と、ストリートの抜け出せない状況(または罠)のダブルミーニング。

I got new thoughts on the head
頭の中には新しい考えが浮かんでる

'Member the floor was the bed
床がベッドだった頃のことを覚えてるぜ

You know I heard what you said
お前が言ったこと、ちゃんと聞いてたからな

Now when I'm droppin' the top
今、俺が車のルーフを下ろす(オープンカーにする)時

Don't let that go over your head
その意味を理解し損ねるなよ
※drop the top(ルーフを下ろす)と、go over your head(頭の上を通り過ぎる=高度すぎて理解できない)を掛けた巧みなライン。

[Chorus: Don Toliver & 2 Chainz]
I can't be the one here givin' up (Yeah, Toni)
ここで諦めるような男にはなれねえ(イェー、トニ)

I'm not the one here givin' up (No)
俺はここで投げ出すような奴じゃない(絶対に)

Time heals all, but I can't feel what it was
時が全てを解決するって言うけど、あの時の感覚はもう思い出せねえんだ

If you were me, you wouldn't give up (Mmm)
もしお前が俺の立場なら、お前だって諦めたりしないはずさ(ウーム)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (True, I'm not the one here givin' up)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(マジだ、俺はここで諦めるような奴じゃねえ)

I'm not the one here givin' up (I'm not the one here givin' up, tell 'em)
俺はここで諦めるような奴じゃねえ(俺はここで諦めるような奴じゃねえ、言ってやれ)

[Outro: Don Toliver & Oscar Issac]
Fair enough
なるほどな(それもそうか)

Is part of your life (Is part of your life)
「君の人生の一部なんだ」(人生の一部さ)

I see you runnin' out of time
時間切れが迫ってるのが見えるぜ

Is part of your life (Is part of your life)
「君の人生の一部なんだ」(人生の一部さ)

Being Spider-Man is a sacrifice
「スパイダーマンであるということは、犠牲を伴うということだ」

That's the job, that's what you signed up for
「それが仕事だ、お前はそういう契約を引き受けたんだ」
※映画本編でのミゲル・オハラのセリフ。重い使命と喪失(カノン・イベント)をマイルスに突きつける厳しい言葉であり、ストリートでの成功にも犠牲が伴うという本楽曲のテーマを締めくくっている。

 

Givin' Up (Not The One)

Givin' Up (Not The One)

  • ドン・トリヴァー, 21サヴェージ & 2チェインズ
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