Artist: Metro Boomin, Don Toliver & Lil Uzi Vert
Album: METRO BOOMIN PRESENTS SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE
Song Title: Home
概要
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の劇中、主人公マイルス・モラレスが己の過酷な運命(カノン・イベント)に抗い、自らの次元(ホーム)へ帰還しようとする極限の逃走劇を彩るエモーショナルな一曲だ。プロデューサーのMetro Boominが紡ぐ浮遊感のあるメランコリックなビートに、Don Toliverの哀愁漂うボーカルとLil Uzi Vertの内省的なエモ・ラップが見事に共鳴している。周囲から異端視されながらも、誰にも頼らずたった一人で戦い抜くスーパーヒーローの孤独と、後戻りできない現実を受け入れて突き進む強き決意を描いたシネマティックなヒップホップ・アンセムである。
和訳
[Intro: Young Thug & Jason Schwartzman]
Metro
メトロ
※Metro Boominのプロデューサータグ(Young Thugの声)。
See you back home, Spider-Man
「家で会おうぜ、スパイダーマン」
※映画のメインヴィランであるスポット(声:Jason Schwartzman)の不気味なセリフのサンプリング。マイルスの帰還が容易ではないことを示唆している。
[Chorus: Don Toliver]
I let it go on and on and on
ずっと、ずっとこのまま進み続けるしかないんだ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、そうだ(俺はそうする)
I wanna go home, home, home
俺は家に帰りたいんだ、自分のホームへ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、マジで帰りたいんだ(ああ)
Don't take it personal
悪く思わないでくれよ
※take it personalは「個人的に受け取る=恨む、怒る」。他のスパイダーマンたちから追われながらも、彼らを傷つける意図はないというマイルスの葛藤を表している。
You know who I am (Know who I am, I am)
俺が誰なのか、分かってるだろ(俺が何者かって)
Ain't nothin' reversible, so I stay as I am (As I am, as I am)
過去は取り戻せない、だから俺は俺のままでいるよ(俺のままで)
※reversible(可逆的)ではない、つまり起きてしまった悲劇や自身の選択は変えられないため、自分自身を受け入れて前に進む覚悟を示している。
[Post-Chorus: Don Toliver]
I guess I'm off, and I’m leavin'
そろそろ行くよ、ここを離れる
Guess I'm alone in this evening
今夜はどうやら一人ぼっちみたいだ
Fight all my battles all alone
全ての戦いを、たった一人で切り抜けてやる
Tryna make it home
家に帰り着くために
Tryna make it home
自分の居場所へ帰るために
[Chorus: Don Toliver]
I let it go on and on and on
ずっと、ずっとこのまま進み続けるしかないんだ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、そうだ(俺はそうする)
I wanna go home, home, home
俺は家に帰りたいんだ、自分のホームへ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、マジで帰りたいんだ(ああ)
Don't take it personal
悪く思わないでくれよ
You know who I am (Know who I am, I am)
俺が誰なのか、分かってるだろ(俺が何者かって)
Ain't nothin' reversible, so I stay as I am (As I am, as I am)
過去は取り戻せない、だから俺は俺のままでいるよ(俺のままで)
[Verse: Lil Uzi Vert]
Nothing's revеrsible, so I just stay how I am (I am)
取り消せるものなんて何もない、だから俺はこのままでいるぜ(俺は)
They do this to hurt my soul but I am stronger than thеm (Stronger)
奴らは俺の心を折ろうとするが、俺は奴らより強いんだ(強いぜ)
※ミゲル・オハラをはじめとするスパイダー・ソサエティからの追迫や、否定的な言葉に対する反骨心の表れである。
I have different technicalities
俺には独自のやり方(テクニック)がある
Shoot my web, swing from these buildings and I'm finally free
糸を放ち、ビルの間をスイングして、俺はようやく自由になるんだ
And I can't help that everyone looks like I'm some kind of freak
みんなが俺をフリーク(変人)みたいに見るのも仕方ねえよな
※マイルスがオリジナルではない「異常分子(アノマリー)」として扱われる映画の設定と、Uzi自身の奇抜なファッションやキャラクターが世間から異端視される状況を重ね合わせている。
My shadow's the only one that follows me
俺についてくるのは、自分の影法師だけさ
I've been fightin' crime, hidin' my identity
ずっと犯罪と戦いながら、自分の正体を隠してきた
I wish that I would wake up without an enemy
目が覚めたら、敵なんていない世界だったらいいのにな
I wish that I would wake up and this all is a dream
目が覚めて、これが全部ただの夢だったらいいのに
I've been tryin' to find true love mixed with peace, yeah
平安と混ざり合った、本当の愛を見つけようとしてるんだ、イェー
[Chorus: Don Toliver & Lil Uzi Vert]
I let it go on and on and on
ずっと、ずっとこのまま進み続けるしかないんだ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、そうだ(俺はそうする)
I wanna go home, home, home
俺は家に帰りたいんだ、自分のホームへ
Oh, yes, I am (Yes, I am)
ああ、マジで帰りたいんだ(ああ)
Don't take it personal (Woah)
悪く思わないでくれよ(ウォオ)
You know who I am (Know who I am, I am)
俺が誰なのか、分かってるだろ(俺が何者かって)
Ain't nothin' reversible, so I stay as I am (As I am, as I am)
過去は取り戻せない、だから俺は俺のままでいるよ(俺のままで)
[Post-Chorus: Don Toliver]
I guess I'm off, and I’m leavin'
そろそろ行くよ、ここを離れる
Guess I'm alone in this evening
今夜はどうやら一人ぼっちみたいだ
Fight all my battles all alone
全ての戦いを、たった一人で切り抜けてやる
Tryna make it home
家に帰り着くために
Tryna make it home
自分の居場所へ帰るために
[Outro: Shameik Moore]
Initializing go-home machine
「ゴー・ホーム・マシンの起動を開始します」
※マイルスがマルチバース間の転送装置を操作する際の機械音声のサンプリング。
Dimension signature identified
「次元シグネチャー(識別信号)を確認」
Sorry, man, I'm goin' home
「悪いな、俺は家に帰るよ」
※マイルス・モラレス(声:Shameik Moore)がミゲルたちを振り切り、逃れる際の一連のセリフのサンプリング。
I made it, I'm home
「やった、家に着いたぞ」
※安堵の言葉だが、映画本編を見たリスナーにとっては、彼が辿り着いた先が「本当のホーム(Earth-1610)」ではなかったという衝撃的な結末への伏線として機能している。
