Artist: Metro Boomin & Future (feat. Don Toliver)
Album: HEROES & VILLAINS
Song Title: Too Many Nights
概要
本作は、Metro Boominの大ヒットアルバム『HEROES & VILLAINS』(2022年)に収録された、夜の街の狂騒と成功の背中合わせにある虚無感を描いたバンガーである。公式の客演クレジットにはないものの、楽曲の大部分をCactus Jack所属のDon Toliverが歌い上げており、彼の浮遊感ある独自のボーカルがダークで妖艶なビートと見事に融合している。ストリップクラブでの豪遊や、無名時代(nameless)から名声(famous)を手にした現在のライフスタイルを対比させ、アウトロではFutureがトラップ上がりから頂点へ登り詰めた自負と、過去から逃れるように猛スピードで生きる哀愁を吐露する。Honorable C.N.O.T.E.との共同プロデュースによる緻密なサウンドスケープが光る名曲だ。
和訳
[Intro]
Honorable C.N.O.T.E
オナラブル・シーノート。
※共同プロデューサーであるHonorable C.N.O.T.E.のプロデューサータグ。
Metro
メトロ。
[Chorus: Don Toliver]
Keep the bitch ju-u-ump, keep it on ju-u-ump (Jump)
クラブをブチ上げ続けろ、ガンガン揺らしていけ。
※bitchはここでは特定の女性ではなく、クラブやその場全体を指すスラングとして使われている。
Keep the bitch ju-u-ump
ハコをブチ上げ続けろ。
I caught it cool, for a ten
余裕で1万ドル(約150万円)使ってやったぜ。
※ten=10,000ドル。ストリップクラブで大金を躊躇なく使うフレックス(自慢)である。
The bitch get loose, she tryna win
あのビッチも羽目を外してる、勝ち上がろうと必死だな。
I beat her by the house, I beat her in
家でヤッて、中まで攻め込んでやるよ。
There's forty in the couch, I let her spend
ソファには4万ドル転がってる、あいつに好きに遣わせてやるよ。
※forty=40,000ドル。大金が無造作に置かれている異常な金銭感覚を示している。
[Verse 1: Don Toliver]
When the car's lit, better call in
車の中がアツくなってきたら、仲間を呼んだ方がいいぜ。
She done popped all out, she done called twin
あの子は全部ひけらかして、双子の友達まで呼んできやがった。
I done went too spazzed out, I put the raw in
俺は完全にブチギレて(興奮して)、生でイッちまった。
I done hit the strip club and spent a tall ten
ストリップクラブに繰り出して、また1万ドルを派手にバラ撒いたぜ。
※tall ten=分厚い1万ドルの札束のこと。
Lil' shawty off the Clicquot
あの子はクリコで酔っ払ってる。
※Clicquot=高級シャンパン「ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)」のこと。
She been comin' hot just like a hеat stroke (Heat stroke)
熱中症みたいに、アツく火照って向かってきやがる。
I could see you lurkin' through thе peephole
お前が覗き穴からこっちを狙ってるのが見えるぜ。
I'm stackin' different money, type of C notes (C notes)
俺は桁違いの金を積んでる、100ドル札の束をな。
※C notes=100ドル札(Cはローマ数字で100)。イントロでタグが入ったプロデューサー「Honorable C.N.O.T.E.」の名前と掛けたダブルミーニングである。
I'm talkin' C notes, nigga, hit C notes
100ドル札の話をしてんだよ、なあ、100ドル札をばら撒け。
[Pre-Chorus: Don Toliver]
You spend what you want and you get what you want
お前は好きなだけ金を使って、欲しいものを手に入れる。
I guess you got what you wanted
どうやら望み通りのものを手に入れたみたいだな。
You're hittin' the pole and you give it your all
ポールにしがみついて、全力で腰を振ってる。
※hittin' the pole=ストリップクラブでポールダンスをすること。
Now, you keepin' it honest (Yeah)
今のお前は、自分に正直に生きてるよな。
It's too many nights I went nameless
名もなき存在として過ごした夜が、あまりにも多すぎた。
※ブレイク前の無名時代(nameless)の苦労を回顧している。
It's too many nights I went famous
有名になってからの夜も、いくらあったか分からねえ。
It's too many nights I went brainless
何も考えず、頭を空っぽにして遊んだ夜も多すぎたよ。
※ドラッグや酒で意識を飛ばす「brainless」な日々を指す。無名時代、名声を得た後、そして現在の狂騒という3段階の対比になっている。
Sayin', "Uh-uh-uh-uh" (Yeah)
「アーアーアー」って声を上げながらな。
Let's get dru-u-unk
思いっきり酔っ払おうぜ。
[Chorus: Don Toliver]
Keep the bitch ju-u-ump (Keep jump)
クラブをブチ上げ続けろ。
Keep the bitch ju-u-ump (Keep jump)
ハコをブチ上げ続けろ。
Keep the bitch—
クラブを—
I caught it cool, for a ten
余裕で1万ドル使ってやったぜ。
The bitch get loose, she tryna win
あのビッチも羽目を外してる、勝ち上がろうと必死だな。
I beat her out the house, I beat her in
家でヤッて、中まで攻め込んでやるよ。
There's money in the couch, I let her spend
ソファには金が転がってる、あいつに好きに遣わせてやるよ。
[Verse 2: Don Toliver]
You made a hundred and you fall back
お前は10万ドル稼いで、少し身を引いてる。
※a hundred=100,000ドル(約1,500万円)。
Need you on a call back
またお前を呼び戻さねえとな。
Knowin' that you're all that, bae
お前が最高にイケてるってのは分かってるぜ、ベイビー。
※all that=「最高」「とても魅力的」という意味のスラング。
Oh, it's two-hundred on your dashboard
ダッシュボードには20万ドル(の車)だ。
※車のメーターが時速200マイルを指している、あるいはダッシュボード(車体そのもの)の価値が20万ドルであることを意味する。
Stampin' out your passport
お前のパスポートにスタンプを押してやる。
※世界中を飛び回る贅沢な生活(海外旅行)を与えてやるというフレックス。
Ask me if I'm really okay
俺が本当に大丈夫か聞いてみてくれよ。
※金や成功を手に入れても、精神的な虚無感や孤独を抱えていることを暗示する内省的なライン。
[Bridge: Don Toliver]
You get what you want, you want, you want
お前は欲しいものを手に入れる。
You get what you want, you want, you want
お前は欲しいものを手に入れる。
You get what you want, you want, you want
お前は欲しいものを手に入れる。
You get what you want, you want, you want
お前は欲しいものを手に入れる。
[Pre-Chorus: Don Toliver]
You spend what you want and you get what you want
お前は好きなだけ金を使って、欲しいものを手に入れる。
I guess you got what you wanted
どうやら望み通りのものを手に入れたみたいだな。
You're hittin' the pole and you give it your all
ポールにしがみついて、全力で腰を振ってる。
Now, you keepin' it honest (Yeah)
今のお前は、自分に正直に生きてるよな。
It's too many nights I went nameless
名もなき存在として過ごした夜が、あまりにも多すぎた。
It's too many nights I went famous
有名になってからの夜も、いくらあったか分からねえ。
It's too many nights I went brainless
何も考えず、頭を空っぽにして遊んだ夜も多すぎたよ。
Sayin', "Uh-uh-uh-uh" (Yeah)
「アーアーアー」って声を上げながらな。
Let's get dru-u-unk
思いっきり酔っ払おうぜ。
[Chorus: Don Toliver]
Keep it on ju-u-ump (Jump)
ガンガン揺らしていけ。
Keep it on ju-u-ump
ブチ上げ続けろ。
[Interlude: Don Toliver]
Ooh-ooh, ooh-ooh (Keep it on ju-u-ump)
オーオー、(ブチ上げ続けろ)
Ooh-ooh, ooh-ooh (Keep it on ju-u-ump)
オーオー、(ブチ上げ続けろ)
Ooh-ooh, ooh-ooh (Keep it on ju-u-ump)
オーオー、(ブチ上げ続けろ)
Ooh-ooh (Hahaha)
オーオー、(ハハハ)
[Outro: Future]
Bottega Veneta whenever you ride with me
俺の助手席に乗る時は、いつもボッテガ・ヴェネタでキメてこい。
※Bottega Veneta=イタリアの高級ブランド。
It ain't like I'm askin' you to ride for free
タダで付き合えって言ってんじゃねえんだ。
From trappin' to rappin', need to be proud of me (Proud of me)
トラップ(麻薬密売)からラップゲームへ這い上がった、俺を誇りに思えよ。
Pack out the studio and throw parties (Throw parties)
スタジオをパンパンにして、盛大にパーティーを開くぜ。
Money comin' too fast, I can't slow it (I can't slow it)
金が入ってくるのが速すぎる、もうペースは落とせねえ。
Feel like I'm runnin' from my past, I can't slow down
自分の過去から逃げてる気分だ、立ち止まることはできねえ。
※ストリートの過酷な過去から物理的・精神的に距離を置くために、猛スピードで成功を追い求めているFutureの悲哀が表現されている。
Too many nights, 'bout to crash (Skrrt)
眠れない夜が多すぎる、このままじゃクラッシュしちまう。
※crash=物理的な車の事故と、精神的・肉体的な限界(崩壊)を掛けている。
Now I'm buyin' the foreigns, all cash
今じゃ外車も全部キャッシュ(現金)で一括払いだ。
※foreigns=フェラーリやランボルギーニなどの高級輸入車。
I can't slow down
もうスピードは落とせねえよ。
