Artist: Michael Jackson
Album: Ben
Song Title: We’ve Got a Good Thing Going
概要
1972年発表のソロ第2作『Ben』に収録された、モータウン特有の爽快で多幸感あふれるR&Bナンバーである。制作はジャクソン5の初期ヒット曲を量産したモータウンの伝説的な作家陣「ザ・コーポレーション」が手掛けている。当時13〜14歳のマイケルが歌うには少し大人びた「嫉妬や束縛のない成熟した恋愛関係」がテーマだが、彼特有のリズミカルなフレージングと無邪気なボーカル・コントロールにより、瑞々しいティーン・ポップへと見事に昇華されている。後年のクインシー・ジョーンズとの協業で見せる緻密なグルーヴ感の片鱗や、後の「The Girl Is Mine」や「The Way You Make Me Feel」へと繋がる、ストレートでハッピーなラブソングの系譜として位置づけられる一曲だ。
和訳
[Intro]
Mhm, aah-ha
うーん、アハッ
Yeah-yeah, alright
イェー、いい感じさ
Love her, love her
彼女に夢中なんだ
Yeah-yeah, aah-ha
イェー、アハッ
[Verse 1]
Ooh, hey, my girl
ウー、ねえ、僕の愛しい女の子
She does something to my chemistry
彼女は僕の心と体に、不思議な化学反応を起こすんだ
※「chemistry(化学反応)」という言葉を用い、言葉では説明しきれない直感的な相性の良さや本能的な惹かれ合いを表現している。
And when I'm close, I'm sure
そばにいると、絶対そうだって確信するよ
I raise her temperature about three degrees
僕が彼女の体温を3度くらい上げちゃってるってね
Every day, yeah
毎日、そうさ
In every way, she makes my motor purr
どんな時だって、彼女は僕の心のエンジンを心地よく鳴らしてくれるんだ
※「motor purr(エンジンがゴロゴロと鳴る)」は、車が順調に走る音や猫が喉を鳴らす音のメタファー。満ち足りた幸福感と、モータウンらしい軽快なドライブ感をリンクさせている。
And I reciprocate
だから僕も、その愛に応えるんだ
My life I dedicate to lovin' her
僕の人生を、彼女を愛することに捧げるよ
[Chorus]
So we've got a good thing going (Good thing going)
僕たち、最高にいい関係なんだ(いい関係さ)
A real good thing going, yeah (Good thing going)
本当に最高な状態なんだよ、イェー(いい関係さ)
That girl and me (Woo-doo-do-do-doo)
あの子と僕でね(ウー・ドゥー・ドゥー・ドゥー・ドゥー)
And I don't have to ask
わざわざ聞く必要なんてない
'Cause I know it's gon' last eternally
だって、この恋が永遠に続くって分かってるから
Now, let me tell you what we got
さあ、僕たちがどんな感じか教えてあげるよ
[Verse 2]
Understanding
それは「理解し合うこと」さ
Whenever handing any alibis
言い訳を用意しなきゃいけないような時でもね
Instead of what you do
「何をしてたの?」とか
Where you been or what's the use?
「どこにいたの?」とか「それって何の意味があるの?」なんて疑う代わりに
※束縛や嫉妬に基づく尋問を否定し、絶対的な信頼関係を築いていることを示す。幼いマイケルが歌うことで、その無垢な信頼感がより際立つ構造になっている。
We make it nice (Uh-huh, it's a nice, nice time)
僕たちは素敵な時間を過ごすんだ(アハッ、最高に素敵な時間さ)
[Chorus]
You see, we've got a good thing going (Good thing going)
ほら、僕たち最高にいい関係だろう(いい関係さ)
A real good thing going, yeah (Good thing going)
本当に最高な状態なんだよ、イェー(いい関係さ)
That girl and me (Woo-doo-do-do-doo)
あの子と僕でね(ウー・ドゥー・ドゥー・ドゥー・ドゥー)
And she don't have to ask
彼女だって聞く必要はないんだ
'Cause she knows it's gon' last eternally
この恋が永遠に続くって分かってるからね
Said we've got a good, good, good, good, good thing going
言ったろ、僕たち、本当に、本当に最高ないい関係なんだ
(A real good thing going) Yeah, yeah
(本当に最高な状態なんだ)イェー、イェー
That girl and me (Woo-doo-do-do-doo)
あの子と僕でね(ウー・ドゥー・ドゥー・ドゥー・ドゥー)
And we don't have to ask
二人とも聞く必要なんてない
'Cause we know it's gon' last eternally
これが永遠に続くって分かってるからさ
[Outro]
Said we've got it together (Said we've got a good thing going)
僕たちは一つなんだ(僕たち、最高にいい関係なんだってば)
We've got our thing together (A real good thing going, yeah, yeah)
僕たちだけの最高な絆があるんだ(本当に最高な状態なんだよ、イェー、イェー)
Yeah, yeah, alright (Woo-doo-do-do-doo)
イェー、イェー、いい感じさ(ウー・ドゥー・ドゥー・ドゥー・ドゥー)
We've got our thing together
僕たちだけの最高な絆があるんだ
Uh-uh, we sure 'nuff got it going on
アーハッ、間違いない、僕たちの愛は進み続けてる
※「sure 'nuff (sure enough)」といったブラックミュージック特有の口語表現をリズムに乗せて見事に歌いこなしている。生来のグルーヴ感がアウトロのフェードアウトまで一貫して発揮されている。
Said we got a good thing going
言ったろ、僕たち最高にいい関係なんだって
A real good thing going
本当に最高な状態なんだよ
