Artist: Kanye West
Album: Late Registration
Song Title: Celebration
概要
本作は、肩の力を抜いたコミカルでピースフルな一曲だ。The Kay-Geesの「Heavenly Dream」をサンプリングした心地よいストリングスとシンセサイザーのビートに乗せ、カニエはクラブでのナンパや酒、そして「予期せぬ妊娠」についてユーモアたっぷりにラップしている。アルバム全体に漂う重厚な社会的メッセージや個人的な葛藤から一転し、成功の果実をただ楽しむというリラックスしたバイブスが特徴的である。未来の息子に向けて「コンドームが破れてできたお気に入りのハプニングだ」と語りかけるヴァースは、カニエらしい下世話さと愛嬌が詰まった名パンチラインとなっている。
和訳
[Chorus]
Yeah, you know what this is
ああ、これが何か分かってるだろ。
It's a celebration, bitches
お祝いだぜ、ビッチども。
Grab a drink, grab a glass
ドリンクを取れ、グラスを持て。
After that, I grab yo' ass
その後で、俺はお前のケツを掴む(Grab)からよ。
※グラスを「掴む」ことと、女性の尻を「掴む」ことを掛けたストレートな下ネタ。
[Verse 1]
Why you actin' all shy and all?
なんでそんなに恥ずかしがってんだ?
Why is y'all lyin' for?
なんでお前ら嘘ついてんだよ?
"I never did this before..." Stop that
「こんなことしたの初めて…」とか、そういうのやめとけって。
※クラブやパーティーで遊び慣れていないフリをする女性に対するツッコミ。
What, you want some Patron? I got that
何だ、パトロンが欲しいのか? あるぜ。
※Patron=高級テキーラのブランド。
I mean, I promise y'all, you fine and all
つまり、約束するよ、お前らは最高にイケてるってな。
And your girlfriend, she kinda raw
で、お前の女友達、あいつもなかなかヤバいな。
※raw=元々は「生」という意味だが、スラングで「イケてる」「素晴らしい」を指す。
But she not like you
でも、お前には敵わねえよ。
No, she not like you
ああ、お前とは違う。
Right now, I need you to mute all the monologue
今は、その独り言(モノローグ)を全部ミュートして(黙って)ほしいんだ。
All that talking is gon' give me a Tylenol
そのおしゃべりのせいで、タイレノールが必要になりそうだからな。
※Tylenol=アメリカで一般的な頭痛薬。女性の話が長すぎて頭が痛くなるという皮肉。
You put a nigga to sleep; I'm tired of y'all
お前ら、俺を寝かしつける気か? もうウンザリだぜ。
Right now, The Louis Vuitton Don is signing off. But
今すぐ、ルイ・ヴィトン・ドンはサインオフ(退室)させてもらう。だがな…
※The Louis Vuitton Don=ファッション好きのカニエの当時の異名。
[Pre-Chorus]
I just thought you should know
ただ、これだけは知っておくべきだと思ってな。
We hit the liquor store
俺たちは酒屋に寄って、
Got some Cris' and some Mo'
クリスとモエを手に入れたんだ。
※Cris'=高級シャンパンのクリスタル(Cristal)。Mo'=同じく高級シャンパンのモエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)。
And we about to let it flow, oh, oh. Oh-oh-oh
これからそいつをドバドバ流し込む(Flow)ところさ。
Had some problems before
昔は色々問題もあったけど、
But see, we let 'em go
ほら、そんなの全部手放した(忘れちまった)んだ。
Got an ounce of that 'dro
極上のドロを1オンス手に入れて、
※'dro=hydroponic(水耕栽培)で育てられた高品質な大麻のスラング。
And we about to let it blow, oh, oh. Oh-oh-oh, oh-oh
これからそいつをふかす(Blow)ところさ。
[Chorus]
Yeah, you know what this is
ああ、これが何か分かってるだろ。
It's a celebration, bitches
お祝いだぜ、ビッチども。
Grab a drink, grab a glass
ドリンクを取れ、グラスを持て。
After that, I grab yo' ass
その後で、俺はお前のケツを掴むからよ。
[Verse 2]
See, you know my style. I'm very wild
ほら、俺のスタイルは分かってるだろ。超ワイルドなんだ。
And I vow that my child will be well-endowed
そして誓うぜ、俺の子供は立派なモノ(Well-endowed)を持ってるってな。
Like his daddy, and tell him that your mama had a fattie
父親(俺)みたいにな。それで、あいつに教えてやるんだ、「お前のママはデカいケツをしてたんだぞ」って。
※fattie=大きくて魅力的なお尻のこと。息子に対しても下世話な自慢をするというジョーク。
He looked up at me, said, "Daddy, that's the reason why you had me?"
あいつは俺を見上げて言うのさ、「パパ、それが僕を作った理由なの?」って。
Yep. We was practicing
ああ、俺たちは「練習」してたんだ。
※妊娠を意図した行為ではなく、単にセックス(練習)を楽しんでいただけだと説明している。
'Til one day, your ass bust through the packaging
ある日、お前がパッケージを突き破って出てくるまでな。
※packaging=コンドームのこと。避妊具が破れて予期せず妊娠してしまった事実をコミカルに表現。
You know what, though? You my favorite accident
でもな、聞いてくれ。お前は俺にとって一番のお気に入りの「ハプニング(事故)」なんだぜ。
So go head, pop some Cristal for my newborn child, 'cause now, y'all
だから、俺の産まれたばかりの子供のために、クリスタルの栓を抜け(Pop)! だって今、お前らは…
[Chorus]
Know what this is
これが何か分かってるだろ。
It's a celebration, bitches
お祝いだぜ、ビッチども。
Grab a drink, grab a glass
ドリンクを取れ、グラスを持て。
After that, I grab yo' ass
その後で、俺はお前のケツを掴むからよ。
[Post-Chorus]
But, I just thought you should know
ただ、これだけは知っておくべきだと思ってな。
We hit the liquor store
俺たちは酒屋に寄って、
Got some Cris' and some Mo'
クリスとモエを手に入れたんだ。
And we about to let it flow, oh, oh. Oh-oh-oh
これからそいつをドバドバ流し込むところさ。
Had some problems before
昔は色々問題もあったけど、
But see, we let 'em go
ほら、そんなの全部手放した(忘れちまった)んだ。
Got an ounce of that 'dro
極上のドロを1オンス手に入れて、
And we about to let it blow, oh-oh. Oh-oh-oh, oh-oh
これからそいつをふかすところさ。
[Outro]
Oh, oh
オー、オー。
We lookin' for some hoes, hoes
俺たちはイイ女(Hoes)を探してるんだ、イイ女をな。
Ooh!
ウー!
