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Unraveling Genius: Music, Knowledge, Madness

Nonsense - Sabrina Carpenter 【和訳・解説】

Artist: Sabrina Carpenter

Album: emails i can't send

Song Title: Nonsense

概要

本作は、恋に落ちて頭が真っ白になり、文字通り「意味不明なこと(Nonsense)」を口走ってしまうほど骨抜きにされた状態を描いた、キュートかつ官能的なR&B調のポップトラックだ。軽快でバウンシーなビートに乗せ、2000年代初頭のR&Bエッセンスを取り入れたサウンドは、アリアナ・グランデなどの系譜を継ぐ洗練されたポップスに仕上がっている。特筆すべきはアウトロ部分の遊び心であり、ライブの開催地やその日の気分に合わせて即興で歌詞をアレンジするパフォーマンスがTikTok等でバイラルヒットを記録した。Z世代の等身大の恋愛観と、ポップスターとしての小悪魔的なユーモアが見事に融合した、彼女のキャリアを代表する一曲である。

和訳

[Intro]
Oh-oh, oh-oh, oh-oh (Oh-oh, la-la)

Da-ah, ah-ah, ah-ah-ah

Uh-huh, uh-huh, uh-huh, uh-huh

Yeah

[Verse 1]
Think I only want one number in my phone
スマホの連絡先、あなたの番号一つだけでいいかも。

I might change your contact to "Don't Leave Me Alone"
登録名も「私を一人にしないで」に変えちゃおうかしら。

You said you like my eyes and you like to make 'em roll
私の目が好きで、その目を白黒させる(イカせる)のが好きだって言ったわよね。
※「make one's eyes roll」は通常「呆れて目を白黒させる」という意味だが、ここでは性的興奮で「目を剥く(イカされる)」という強烈なダブルミーニングとして機能している。彼女の小悪魔的なユーモアが光るラインだ。

Treat me like a queen, now you got me feelin' thrown, oh
女王様みたいに扱ってくれて、今じゃすっかり骨抜きにされちゃった。(オー)
※「thrown」は「投げ出される=動揺する、パニックになる、我を失う」の意。

[Pre-Chorus]
But I can't help myself when you get close to me
でも、あなたが近づいてくるとどうしようもないの。

Baby, my tongue goes numb, sounds like "bleh-blah-blee"
ベイビー、舌が痺れちゃって、「ブレ・ブラ・ブリー」みたいになっちゃう。

I don't want no one else (No, no), baby, I'm in too deep
他の人なんて絶対いらない(ノーノー)、ベイビー、本当に深くハマっちゃったみたい。

Here's a lil' song I wrote (A song I wrote), it's about you and me (Me)
これは私が書いたちょっとした曲(書いた曲)、あなたと私のことよ(私のね)。

[Chorus]
I'll be honest
正直に言うわね。

Lookin' at you got me thinkin' nonsense
あなたを見てると、意味不明なこと(ナンセンス)ばっかり考えちゃう。

Cartwheels in my stomach when you walk in
あなたが入ってくると、胃の中で側転してるみたいに胸がザワつくの。
※恋による胸のときめきや緊張を表す定番のイディオム「butterflies in my stomach(胃の中に蝶がいる)」を、さらに激しい「cartwheels(側転)」に置き換えて興奮度を強調している。

And when you got your arms around me
そしてあなたが私を腕に抱き寄せると。

Oh, it feels so good
あぁ、最高に気持ちいいのよ。

I had to jump the octave
気持ちよすぎて、オクターブを上げなきゃいけなかったくらい。
※「jump the octave(1オクターブ上がる)」は、音楽用語を用いて性的興奮による喘ぎ声や感情の高ぶりによる叫びを表現している。

I think I got an ex, but I forgot him
元カレがいた気もするけど、アイツのことなんか忘れちゃった。

And I can't find my chill, I must've lost it
冷静さ(チル)が見当たらないの、どっかに落としちゃったみたい。

I don't even know, I'm talkin' nonsense
自分でも分からない、意味不明なことばっかり喋ってるわ。

I'm talkin', I'm talkin' (Ah-ah-ah-ah)
喋ってる、喋ってる。

[Verse 2]
I'm talkin' all around the clock
四六時中、その話ばっかり。

I'm talkin' hope nobody knocks
「誰もドアをノックしてきませんように」って話。

I'm talkin' opposite of soft
「ソフト」の真逆(ハード)な話をしてるの。
※性的ニュアンスを含む「ハード」なプレイや思考を暗示している。

I'm talkin' wild, wild thoughts
ヤバいくらいワイルドな妄想をしてるのよ。
※リアーナが参加したDJキャレドのヒット曲「Wild Thoughts」へのポップなオマージュとも取れるフレーズ。

You gotta keep up with me
私のペースについてきてよね。

I got some young energy
私には若々しいエナジーが漲ってるんだから。

I caught the L-O-V-E
L-O-V-E(恋の病)に感染しちゃったみたい。

How do you do this to me?
一体どうやって私をこんな風にしたわけ?

[Pre-Chorus]
But I can't help myself when you get close to me
でも、あなたが近づいてくるとどうしようもないの。

Baby, my tongue goes numb, sounds like "bleh-blah-bleh-blee"
ベイビー、舌が痺れちゃって、「ブレ・ブラ・ブレ・ブリー」みたいになっちゃう。

And I don't want no one else (No, no), baby, I'm in too deep (Too deep)
他の人なんて絶対いらない(ノーノー)、ベイビー、本当に深くハマっちゃったみたい(深すぎるくらい)。

Here's a lil' song I wrote (A song I wrote), it's about you and me
これは私が書いたちょっとした曲(書いた曲)、あなたと私のことよ。

[Chorus]
I'll be honest (Honest)
正直に言うわね。

Lookin' at you got me thinkin' nonsense (Nonsense)
あなたを見てると、意味不明なことばっかり考えちゃう(ナンセンス)。

Cartwheels in my stomach when you walk in (When you walk in)
あなたが入ってくると、胃の中で側転してるみたいに胸がザワつくの。

When you got your arms around me
あなたが私を腕に抱き寄せると。

Oh, it feels so good
あぁ、最高に気持ちいいのよ。

I had to hit the octave
たまらずオクターブを上げちゃった。

I think I got an ex, but I forgot him
元カレがいた気もするけど、アイツのことなんか忘れちゃった。

And I can't find my chill, I must've lost it
冷静さ(チル)が見当たらないの、どっかに落としちゃったみたい。

I don't even know, I'm talkin' nonsense (Oh-oh)
自分でも分からない、意味不明なことばっかり喋ってるわ。

I'm talkin', I'm talkin', I'm talkin'
喋ってる、喋ってる、喋ってる。

[Bridge]
I'm talkin', I'm talkin' (Na-na-na), I'm talkin'
喋ってる、喋ってる、喋ってる。

(Blah-blah, blah-blah)
(ペチャクチャ、ペチャクチャ)

Ah-ah, ah-ah, ah (Ah-ah)
(アァ)

I don't even know anymore
もう自分でも何がなんだか分からないわ。

(Oh)
(オー)

[Outro]
This song catchier than chickenpox is
この曲、水ぼうそうよりもキャッチー(伝染しやすい)でしょ。
※「catchy(耳に残る)」と「catch a disease(病気がうつる)」を掛けたワードプレイ。

I bet your house is where my other sock is
私のもう片方の靴下、絶対あなたの家にあるわよね。

Woke up this morning, thought I'd write a pop hit, ha-ha
今朝起きて、ポップスのヒット曲でも書こうかなって思ったのよ、ハハ。

How quickly can you take your clothes off? Pop quiz
どれくらい早く服を脱げる? はい、抜き打ちテストね。
※「Pop hit(ポップスのヒット曲)」と「Pop quiz(抜き打ちテスト)」で韻を踏んでいる。

That one's not gonna make it
今のはボツね。

Most of these aren't gonna make—
このアウトロ、ほとんどボツになりそー。
※スタジオでのレコーディング中に遊びで歌ったテイクをそのまま採用している。完璧なポップソングの最後に、あえて未完成でラフなスタジオの空気感を残すことで、楽曲のテーマである「Nonsense(支離滅裂さ)」を体現している。

 

Nonsense

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